脚本は三谷幸喜さん。
「新選組!」「真田丸」を経験され、今度が大河ドラマ3作目です。
「新選組!」は幕末、「真田丸」は戦国時代から江戸時代初期、「鎌倉殿の13人」は平安末期から鎌倉時代初めになります。
それぞれ違う時代ですが、時代の変革期を取り上げています。
私は学生時代に江戸時代~幕末に強い興味をもっていたせいで、ほかの時代にはそれほど興味を持っていませんでした。
そのせいで「学生時代にもっと全体的に興味を持てばよかった」と年齢を重ねるごとに思っています。
とくに今の住まいのご近所は、吾妻鏡(あづまかがみ:鎌倉時代の歴史書)にも出てくるというのに、ほぼ興味なく生きてきました。
そして大河ドラマ「真田丸」を観てから、城や山城、石垣に強く惹かれるようになりました。
ここでも学生時代に城郭史の授業をもっと興味持てばよかったと思ったっけ。
「鎌倉殿の13人」も、これまた武士の台頭と地位の確立という時代で、これも授業で習ったよなぁ、と思い出しています。
頼山陽の「日本外史」を初めて読んだのは源平合戦の時代の記述から。
日本外史、それと共に、授業で「歴史書は為政者(勝者)の視点から書かれているから、鵜呑みにするな」と先生がおっしゃることに驚きました。
まだ若かった私は「これまで学校で学んだ歴史を疑うってどういうこと?」と疑問符だらけでしたが、すぐにその意味を理解しました。
本当に歴史書は為政者の視点からしか書かれていなかったのです。
学生時代の学びの殆どが主観と客観という視点の違いを知ることの大切さでした。
大河ドラマは脚色された物語にしか過ぎませんが、私の興味を引き出してくれるきっかけにもなるので、今から楽しみです。