MIFさんが録画していた劇場版「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」シリーズを見ました。
原作は小説、テレビアニメ版があって、劇場版はテレビアニメ版のダイジェストという感じだそうです。
私は小説もテレビアニメ版も見ていないので、まったく前知識なしでした。
ポスクロで出会うアニメ好きの方が「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」をウィッシュリストに挙げていることが多かったので、国際的に人気のアニメなんだな、くらいの知識しか持っていませんでした。
あらすじはなるべく避けて書くと、第一次世界大戦の戦後っぽい時代に、ヨーロッパっぽい地域で、代筆と郵便事業を経営する企業に雇用された少女のお話です。
「っぽい」と表現するのは、第一次世界大戦ともヨーロッパとも違う世界観だからです。
出てくるモノや文化的な表現、人々の様子からそんな風に感じました。
ああ、これはヨーロッパのアニメ好きは好きそうだな、と感じる要素がたくさん。
赤いポピーが出てくれば完璧だったかな?
私はポスクロを始めるまで知らなかったのですが、ヨーロッパでは赤いポピーがとても人気が高いです。
理由は、第一次世界大戦後に傷ついた兵士を慰霊する象徴となったのが赤いポピーなんだそうです。
そして、いまだに絵はがきやカードを送りあう文化が根付いているだけあって、これはヨーロッパでは好まれるな、と。
さてこのアニメ映画は、あの京都アニメーションが制作しました。
テレビアニメ版はすでに放映も終わっていましたが、劇場版は制作していた時に放火事件があったそうです。
遺族の方にとっては、遺作の1つになってしまっているのでしょうけれど、放火事件を乗り越えて…なんて知らなくてもとても素晴らしい作品だと思います。
素晴らしい作品は何があっても語り継がれて行くし、色褪せない魅力を持っています。
末永く多くの方に観ていただきたいアニメ映画を見たという満足感でいっぱいです。