makoto's daily handmades

栃木県・日光市で観光あるあるしてくる

昨夜MIFさんが「明日どこいく?」と聞いてきた。
いくつか行きたい所をピックアップしたが、全部月曜定休。

あ、MIFさんは金曜から月曜までの4連休だったわけで、平日できないことをしたかったようだ。
なんとなく私が「日光行ってみる?」と聞いたら、行くことになった。
じつは私たちは同じ県内出身だが、地理的にはかなり離れていて、東京で言えば江戸川区と檜原村くらいの感覚だ。
でも小学校の修学旅行は互いに日光だった。
私は学校の最寄り駅から電車を乗り継いで川崎駅まで行って、そこから修学旅行用の電車で日光駅まで直通運転だった。
MIFさんはバスだけで移動したという。おお、全然違うな。
そして学生時代にMIFさんを含む友達7人でも訪れたことがある。でもMIFさんは記憶があやふやだと言う。

今回も写真と記事がたくさんなので、お暇な方だけどうぞ。
ちなみにところどころ昆虫も出てくるので、虫嫌いの方はご遠慮ください。

さて今朝は4時50分に自宅出発。途中で朝食を食べて、第2いろは坂を越え、8時40分に華厳の滝地殻の駐車場到着。

男体山(なんたいさん)。こんなに大きかったっけ??という迫力。


石垣と苔。今回、石と苔への情熱が止まらない。暑苦しさ注意。


明治天皇行啓記念碑。ひっそりと片隅にあるけれど、建立時は地域観光にとっては誇らしいことだったんだろう。今だったら「ブラタモリで紹介されました」が観光喚起の合い言葉だろうか?


古来からの観光地は古い石や大きな木があって、そこに苔なんて生えていることが多い。こういう所が好き。


華厳の滝は見たことがあるので、無料展望台だけでいいと思ったら、MIFさんがせっかくだから有料展望台に行こうと誘ってくれた。
水量、多すぎない?スゴく怖いくらい。
私が小学生の頃はここで写真を撮ると心霊写真になるという都市伝説があったっけ。


柱状節理!この風景は無料展望台では見られないので、誘ってくれてありがとう!こんな風景だったとは忘れていた。


岩肌に鳥肌。岩のゴツゴツ感が見飽きない。じつは滝よりも岩ばかり見ていた。


この階段を通過してから、脇から覗いて足がガクガクした。だってこの下30メートルくらいなにもないのだもの。高いところは好きではないので、見るんじゃ無かった…。


60歳過ぎくらいの男性に声をかけられ、MIFさんが写真を撮った。この男性とは、日光東照宮でもすれ違った。


滝に霧がかかってきた。徐々に滝が見えなくなってきた。
ほんの数分のことだ。普段あまり霧が発生しない地域には住んでいると、神秘的な風景。

さて、地上に戻って華厳の滝の調整をしている部分を探す。
華厳の滝は、中禅寺湖から流れ込む滝で、河川名は大谷川(だいやかわ)になる。大谷川を遡る。

大谷川にかかる橋。二荒橋から通行止めの橋を望む。

今歩いてきたのは二荒橋(左)。右の橋は1つ前の写真で通行止めになっていた橋。


華厳の滝上流にある大谷川の水門。


この敷地に入れば水門をよく眺められそうなのだが、関係者以外立ち入り禁止の看板があったので諦める。
MIFさんが「ダムカードくださいって言えば入られるんじゃないか?」と言ってくれたが、潔く諦める。


やっぱり諦められず、入口の看板脇から水門を撮影。
でも職員らしき人が通勤の自家用車から邪魔そうにこちらを見るので、恥ずかしくなった。


二荒橋から中禅寺湖方面を望む。


中禅寺湖周辺の紅葉は桜の木くらい。あとはモノによって少しモミジが紅葉していた。


トンボ発見。


ほら、そんなに紅葉は進んでいない。でも秋の気配はしている。


左奥に中禅寺湖。歩いて中禅寺湖に向かうのは初めて。これまで車内からしか見たことがないかも。鳥居は下野国一之宮二荒神社(ふたらじんじゃ)のもの。


明治天皇歌碑と中禅寺湖。向こうの山から霧が乗り越えてくる。


日光道の道標。


私にとっては岸がある湖にはあまり来たことがない。多くはダム湖で水に触れる湖は身近な存在ではない。


大谷川の始まりの部分。橋の下から大谷川が始まり、やがて鬼怒川、利根川に繋がって、最後は千葉県銚子市まで流れ着く。


標高が思ったよりも高い。普段標高10メートルくらいのところで生活しているので、息苦しい…ウソでーす!普段と全然変わらない。


湖畔がとてもステキでMIFさんに「ステキなプロムナードね」と話しかけたら、「プロムナードって何?」と返された。
私が「散歩道とか遊歩道とか、散歩のための道って意味だよ」と伝えたら、MIFさんが看板を指して「ここ、プロムナードって名前ついているよ」と言う。
あ、なんか恥ずかしい。ちょっと自己陶酔している人みたいで自分にガックリ。


中宮祠交番。とてもステキな建物で、ミニパトがなかったらカフェみたいな外観。景観条例でもあるのかな?


この桟橋は出入り自由なので歩いてみた。先端は浮き橋になっている。


浮き橋から男体山を望む。普段浮き橋なんて通らないのでとても貴重で湖上に立っているみたい。


浮き橋の先端から歩いて来た方向を望む。ここから駐車場に戻る。


プロムナード(笑)で見つけたウチワカエデの葉。


振り向いたら霧が湖に広がろうとしている。15分くらいでどんどん霧が広がる。
思わず私が「湖上の煙だねー」と話しかける。
MIFさんが「ディープパープルか、あれはこういう風景じゃないと思うぞ」とのこと。
詳しくは王様の「深紫伝説」をご参照のこと。



歩道の樹木。近代的な道路ができるよりも先に生えていたので、生存権を目いっぱい主張しているように思える。「仕方ないなぁ、人間も通ってもいいけど、オレの邪魔はするなよ」と言われているようにも見える。


諦めきれず、別角度(バスセンター横)から大谷川の水門を見る。

肝心の水の流れが見えない。諦めるか…。


これがダム事務所。あそこからなら、よく見えるんだろうなぁ…。


博物館関係はたいてい月曜定休なのに、ここは営業中。
看板のクマの親子。声あてしてみた。
子グマ「お母さん、見て見てぇ!」
母クマ「何やってんのぉ!降りなさい!いーから早く降りなさい!」
あはははははは、そんな脳内妄想で楽しめる看板だ。


建物内部。デザインがモダンで思わず撮影。壁は日光漆器で陰影が美しく、他にもステンドグラスの大窓など見応えがあった。


ここはジオ系展示物もあって単に動植物だけではない自然科学全般の展示がある。最近、ジオ系展示が気になる私はとても満足。
でもねー、たまたまなのだけれど、小学生の団体と同じ時間帯になって十分には楽しめなかった。とても残念。
入館時に小学生の団体が入っていることを教えられていれば、時間をずらして見学したものを…。
先月アルバイトをした展示会では小学生団体が入っているときは予めそのことを来館者に知らせていた。
最近ではそれが普通なのかと思ったら、ここではそれをしていなかった。
本当に学びたい、知りたいと思って入館したのに、修学旅行で仕方なく来館している小学生団体とかち合うなんて本当に残念だ。
うるさいし、私が解説を読んでいる前を奇声を上げながらウロウロする小学生たちに辟易した。
神奈中バスに乗っていたので、神奈川県の小学生なのだろう。私が住む県内の小学生とは言え、観光地でこんなことになっているのに先生方は一切注意していない。

このためもう小学生団体とかち合いたくなくて映画上映は見なかった。
帰りに係の人が「映画をご覧になっていませんよね?」と声をかけてきたが、あんなに子どもたちの騒がしく集中力のない様子を見せつけられたら、もう見る元気はなくなった。
たぶん男体山の生い立ちとかジオ系情報満載なのだろう、と楽しそうな内容だろうけれど、またうるさくては私の体力が持たない。


初めて知ったことだが日光には西沢金山という鉱山があって、その鉱山のゴミ。小瓶がたくさんあって、薬類から鬢付け油、飲料など、可愛らしい小瓶がたくさん。


ザトウムシという昆虫の巨大模型。天井に設置してある。端から端まで3メートルくらいありそう。


昆虫の頭の巨大模型。スズメバチが本当に恐ろしい。


チェーンソー出切りだしたフクロウ。こういうオブジェはフリーハンドで作っているのだろうか?


中禅寺湖や男体山周辺の模型。かなり見応えがあった。この頃、やっと小学生団体が集合時間になったらしく、やっとゆっくり見ることができた。


ここの施設はいろいろとステキなデザインがあって、この手すりと、奥に見える屋根の傾斜がグッときた。とても美しい。


無料スペースでキツツキの巣の模型を見つけた。映像でキツツキの巣作りや子育ては見たことがあるが、模型は初めて見た。

続いて、日光東照宮に行くかと思ったら、MIFさんが「せっかく来たのだから戦場ヶ原も行こう」と行ってくれる。
先ほどの博物館の展示では、湿原から草原に移行途中であること、昔話で赤城のムカデと日光のヘビがここで戦ってヘビが勝った言い伝えが残ることが解説されていた。
戦場ヶ原に行くのならもう少し展示を詳しく見たかったなぁ。まだ引きずる私。


MIFさんがここの駐車場に車を止めようとするので「戦場ヶ原は?」と尋ねる私。
ここの向かい側が戦場ヶ原だという。
私の記憶とあまりにも風景が違う。

少し歩くと遊歩道があり、石組みの展望台がある。私の記憶では振り返ると駐車場と土産物屋が見えたが、今回は林に遮られて駐車場も土産物屋も見えない。
MIFさんに「木は生長するぞ」と言われた。そう言えば、8月に湘南の江の島へ行ったときも同じようなことを言われたっけ。


木道が整備されていたが、昔もあっただろうか?もっと低い位置から見たような気がする。






バラの実。こういう所は植生の保護があるだろうから、在来種だろう。宮澤賢治さんの作品でバラの実が出てくる話があったのを思いだした。こんな実だったのだろうか?


中禅寺湖近くにも木の枝や幹に青銅色~白っぽい苔のようなモノが付着していた。私が住むところだと梅の木の幹に見られるけど、一体何なのだろう?
霧が発生しやすいことが関係しているかもしれない…でもよく分からない。


これもよく見かけたが、花っぽいような、実のようなよく分からない。

さてここから第1いろは坂を下って日光東照宮を目指す。

車中から撮ったのでよく分からないと思うが、柱状節理の壁面が見えた。


同じく車中から撮った。こちらは柱状節理が崩れたものらしい。あちこちに砂防ダムがある。


日光東照宮参道。威風堂々、とても厳か。

でも私が気になるのは、石組みと苔。







私 「スカイツリーの高さと同じ標高だってさー」
M 「スカイツリーは標高0メートルに立っているわけじゃないから、スカイツリーのてっぺんはもっと上だぞ」
そうか、うっかりしていた。


この少し先で外国人に英語で話しかけられた。
全部は聞き取れなかったが、東照宮を指さして、ここは二荒神社か?と聞いているらしい。
だから、ちがうよ、ここは東照宮だよと教えた。
すると彼はやたら小さい印刷物を出してきて指さす。バスチケットらしいが初めて見る私も少し戸惑うモノの、一応そこには東照宮の表示があって彼は納得した。
それにしてもtemple=寺院だと理解していたが、神社もtempleを表すとは思っていなかった。それともネイティブスピーカーではなかったのかな?
これまでの人生で何度か外国人に道を尋ねられたことがあるが、よくもまあ私のつたない英語力で話したモノだ。そのたびに「アリガトウ」とお礼を言われてきたが、本当に私なんかに教えられてかわいそうだと思う。
英語力をどうにかしたい…外国人を案内するたびに毎回思うことだ。


目をやると家康没後400年だそう。この時代のことは、幕藩体制の確立しか興味がないのでMIFさんに話をふる。戦国時代好きのMIFさんはサッと答えてくれる。カッコイイ!というか、歴史を専攻した私、しっかりしろ!


植生だけ見るとジブリっぽい。


逆光だけど葵のご紋ばかりの鳥居。


石灯籠の苔がいい!


石灯籠と苔、溜まらなくいい!


象の彫刻。


今は平成の大改修中で、三猿さえもレプリカと写真。
ここで三猿「見ざる、言わざる、聞かざる」ジョーク。

言わざる「見ざるのヤツ、ホントは見えているらしいぜ!」
聞かざる「えー!マジでぇ?!」
この2匹の会話で全部台無し。
なぜなら、見ざるが見えている、言わざるが話している、聞かざるが聞こえている、となるから。これはMIFさんに教えてもらった。


遠目でなるべく人が映らないように撮影しているが、本当はもっとたくさんいる。この写真は外国人の団体がいくつかいる中で撮影している。本当に外国人ばかり。


手水場の屋根


手水場の天井


手水場横の切り株。スゴく大きい。


この塀の向こう側は日光二荒神社の参道。


陽明門。
MIFさんが「オレが行く有名な門は全部修復中」と言う。そう言えば5月に浅草の雷門に行ったら、緊急修復中だった。不運だ。


この奥の建物に鳴龍(なきりゅう)がある。私が子どもの頃は拝観者が直接拍手で響きを確かめられたが、今は係の方が拍子木を鳴らす。


たぶんろうそく立て。説明書なし。


狛犬。柵の向こうで撮影しにくい。


狛犬。スゴく可愛い姿勢。


東京オリンピックの時には改修が終わっているそうだ。


眠り猫。スゴく小さい。子猫サイズ。これもレプリカ。


家康の廟に向かう。石垣がとても素晴らしい。


狛犬。巻き毛が可愛い。


狛犬。こちらは巻き毛ではなく毛束を遊ばせた風。雌雄で癖毛がこんなに違うのは初めて見た。


この奥にも鋳物の狛犬が一対。


家康の廟。
昔、来たことがあったが、眠り猫からこんなに遠かったかなぁ?と思うくらい遠い。しかも階段、手すりなし。


石垣の上に苔。この風景好き。


帰りに見つけた狛犬。これは木造、彩色。


この表側は仁王像があった。


門にも象の彫刻を見つけた。

ここから駐車場に戻る。昼食として近くの飲食店で蕎麦と湯葉をいただいた。
13時20分、帰路につく。

今回は少なくとも神奈川県内の小学生が回るような修学旅行ルート。これを1泊2日で回るのだが、ポイントさえ抑えれば大人ならだいたい半日出回ることができる。
自宅到着は16時。
今日もいろいろな所に連れていってくれて、MIFさんありがとう!

コメント一覧

makoto
代表的なコース
jun-sweetsさん
このコースは回る順番が違うにせよ、南関東の小学生が行く修学旅行の代表的コースです。
東照宮周辺なら金谷ホテル、旧田母沢御用邸公園(今上天皇の戦時中の疎開先)なども有名です。
広島への修学旅行ルートなら、平和公園、広島城、修景園、宮島辺りを巡るのと同じような感覚でしょうね。
20年以上も行ったことがなかったので、外国人の多さに驚きました。世界遺産登録もあり、本当に国際的観光地なのだと実感した次第です。
jun-sweets
こんばんは(^^)
日光への日帰り旅行、楽しめたようですね。
東照宮にはまだ行ったことがないので、一度行ってみたいです
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「遠出」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事