先日、MIFさんから「御陵印、いつ行く?」と声をかけてもらいました。
御陵印(ごりょういん)は、今年2月・3月にかけて桃山、月輪、多摩の3か所の宮内庁書陵部(くないちょうしょりょうぶ)の陵墓監区事務所でいただいてきました。
残すは畝傍(うねび)、古市(ふるいち)の2か所です。
MIFさんが行こうよ、と言ってくれなければ、私が重い腰を上げることはない場所です。
今朝は4時半起きで、最寄り駅から始発電車で品川駅に向かい、品川駅の6時始発の新幹線に乗って一路京都駅を目指しました。
ちなみにMIFさんは代休なので一緒に行きました。
今回も写真多めなのでお暇なときにご覧ください。
京都駅には午前8時2分に到着しました。
ここから近鉄の特急電車で、大和八木駅まで行き各駅停車に乗り換えて畝傍御陵前駅で下車しました。
ここから徒歩で移動します。
まずは神武天皇陵(じんむてんのうりょう)に参拝しました。
予想はしていましたが、これまで参拝した天皇陵の中では1番陵墓の形状が判然としないこんもりとした森のようでした。
そして宮内庁管轄なのに菊の御紋がほぼ見当たりません。
ここから畝傍陵墓監区事務所に向かいました。
ここで係の方からご案内いただき、陵墓印を自分で押しました。
私がこれまで陵墓印をいただくときに、1度も順番待ちの方がいらっしゃいませんでしたが、今回は私たちの後からお一人やって来ました。
陵墓印を集めている方に遭遇したのは初めてで、少々驚きました。
ちょうど私が残り3つ程度くらいでしたから、あまりお待たせせずに次の方に場所を譲ることができてよかったな、と感じました。
ここから徒歩で移動しました。
橿原神宮(かしはらじんぐう)です。
左側のテントは大祭の準備のためにあるそうです。
橿原神宮は、神武天皇をお祀りした神社です。
神武天皇は、天皇家の初代。
日本書紀や古事記で書かれているものの、神話の時代の話なので…と実証史学では少々注文がつく存在ではありますが、日本の天皇家はこの方から始まったとされている方です。
そして誰がなんと言おうと、その神宮の大きさには目を見張りました。
私は伊勢神宮には何度か参拝していますが、遷宮を続ける伊勢神宮とは違った意味での威厳を感じました。
ここから橿原神宮前駅まで歩き、近鉄で古市駅まで行きました。
ここからタクシーで古市陵墓監区事務所に向かい、陵墓印をいただきました。
事務所のすぐ隣にある応神天皇陵を参拝しました。
応神天皇陵もこんもりとした森のようでした。
歴史好きの方ならご存じかとは思いますが、天皇陵墓については宮内庁が発掘調査の許可は下りていません。
世界で1番古い由緒ある家系である天皇家を、学術的検証の対象にはできないという観点が大きいのかもしれません。
目的の2か所を回って正午になりました。
さてここから徒歩で近鉄線の道明寺駅まで歩き、近鉄で大阪阿部野橋駅に行きました。
私は今回が生まれて初めて近鉄線に乗ったので、阿部野橋駅がどこかも分かりません。
MIFさんが「阿部野橋駅はほぼ天王寺駅だよ」と教えてくれますが、そもそも阿部野橋駅がどこかもチンプンカンプンです。
すると「阿部野橋はあべのハルカスがあるところ」と教えてくれました。
なんとなくですが、大阪駅よりは南の方くらいの知識はあったので、「よくわからないけど、まぁ、どうにかなるだろう」と不安の中でもどうにか理解しました。
ここで近鉄百貨店の中のとんかつ屋さんで昼食にしました。
私にしては珍しくカツカレーにしましたが、意外とルーがサラサラしていて、珍しく感じました。
MIFさんに言わせると「ココイチのカレーみたい」とのことですが、私はCoCo壱番屋には1度くらいしか行ったことがないので、比較は難しいです。
さてここから海遊館に向かいました。
最寄り駅は大阪港駅です。
海遊館は8年近く前に行ったことがあります。
この時、いろいろありましてこの直後に体調を崩してしまったことがありました。
そこで私にとってかなりの鬼門のように感じている施設でした。
もう海遊館には2度と足を踏み入れられないのではないか?と思っていたくらいです。
この巨大水槽が不安を少々かき立てるのです。
ジンベイザメのアップ。
ちょっと分かりづらいでしょうけれど、ジンベイザメのご飯タイム。
手の震えとか、気分が悪くなるとか、そう言った症状は出ませんでしたが、やはり気持ちのいいものではありませんでした。
もっともダメであろう館内の喫茶店は、場所が変わったのか、それとも入店しなかったからなのか、ここはスルーできました。
クラゲコーナー。
以前来たときに、クラゲコーナーで名古屋港水族館の存在を知りました。
2年前に名古屋港水族館を訪れることに繋がったので、海遊館はそう言う意味でも特別な存在です。
生き物タッチができる水槽。
以前は、ルートの8割ぐらいを逆走できたのですが、今回は中間の6割くらいしか逆走できないようになっていました。
海遊館を出てから、不二家のミルキーソフトクリーム(カントリーマアムつき)で一休み。
このソフトクリーム、練乳からできているのかと思うくらいものすごく甘かったです。
私はペットボトルのブラックコーヒーをもっていたのですぐ口直ししましたが、MIFさんはお茶のペットボトルを買い足していました。
大阪港駅から本町駅で乗り換えて新大阪駅から新幹線に乗り帰路につきました。
MIFさんに背中を押してもらわなかったら、陵墓印集めもまだ終わらなかっただろうし、海遊館は2度と行かなかったかもしれません。
そしてMIFさんも私も、中学の修学旅行以来の奈良県訪問でした。
いや、正確には13年振りに国道25号線で奈良県を通過して以来かな?
今回も奈良県には正味2時間くらいしかいなかったので、いつかは奈良県の寺社や古墳、文化施設をめぐってみたいと思っています。
今回も定休日だったから、大阪府立近つ飛鳥博物館は諦めて行きませんでした。
今回もMIFさんのおかげで自分のやりたいことを少し実現できました。
ありがとうございました。