今日もお休みのMIFさんと石垣を見てきました。
石垣好きの方からしたら、ひと目見て場所が分かるため、トップ写真はその近くにある資料館で見かけた足踏み脱穀機にしました。
右側の足踏み脱穀機、ミノル式足踏み脱穀機といいまして、私が住む川崎市が誇る全国津々浦々まで普及した脱穀機です。
ちなみに細王舎(さいおうしゃ)の製品で、すでに細王舎は昭和の終わり頃には小松製作所に吸収合併されました。
創業者が細山村、創業者の奥様が王禅寺村出身だったことから命名された社名です(ともに現在の川崎市麻生区の旧村名)。
工場跡地には記念碑があります(麻生区高石の小田急線線路のすぐ脇)。
これまでにも私は、各地の民俗資料館、郷土資料館で見かけてきました。
ぜひみなさまのお近くの文化施設にある足踏み脱穀機を見てください。
その多くは「ミノル式足踏み脱穀機」と表記があることでしょう。
それくらい売れに売れた脱穀機で、なんとその中古品はアジア各地に寄付されています。
理由は、構造が簡単で電気を使わないからです。
壊れても直しやすい、電気が普及していない地域でも導入しやすい等の理由で海外で活動するボランティア団体が活用しているそうです。
なお、売れに売れた商品…バッタもの(パクリ商品)もたくさん作られたとも聞きます。
私が知る限り、細王舎のミノル式足踏み脱穀機は、白、青、赤のプリントがある看板が貼られています。
もし見かけたら、川崎市を思い出していただくと嬉しいです。