この日は風がビュービュー吹き、ずっと曇り空。
作業は両親、兄、私で行いました。
摘果は随分終わりに近づいてきました。
そのため兄はサブ農産物のブドウの手入れでちょいちょい中抜け。
この日に作業した果樹園は、元々サブ農産物のブドウ栽培していた場所に、棚を再利用してメイン農産物を改植した場所。
だから、棚の鉄線のラインが他の果樹園とは違います。
スタート地点の目印になるモノがないので、例えば手拭い等を引っ掛けておくのですが、強風で飛ばされたり…。
ま、この果樹園限定なのであまり気にしません。
↑摘果で切り落とされた果実。
いずれも成長不良、変形でトーナメント戦の敗者と言えます。
また、作業用手袋が汚れていますがあしからず。
そして袋掛けもやりました。
↑この状態の果実に専用の果実袋を留めます。
↑私の栽培支援講座の講義ノートより。
講義だけなら図解で簡単そうに見えますが、やってみるとそう簡単にはできません。
実家では全部の品種に袋掛けをするのではなく、紫外線や虫の影響を受けやすい場合のみです。
晩生種は、長期間樹上で育てるのでもちろん、中生種の果実でも日焼けしやすい品種には袋掛けをします。
今年は神奈川県でもカメムシ注意報が発出中です。
カメムシは果実に食害痕を残すのでホントに困った虫です。
それなら全部に袋掛けすればいい、とお思いてしょうか?
袋を掛けて栽培したモノを有袋(ゆうたい)、袋なしで栽培したモノを無袋(むたい)と呼びます。
有袋は表皮がきれいで見目麗しい商品になりますが、味は格が落ちます。
無袋は表皮に汚れやキズがつきやすいのですが、なによりも味はムチャクチャ美味しくなります。
そういう訳で実家では無袋が中心で、ほんの少しだけ有袋にしています。
カメムシの食害は避けられないのですが、それはそれで販売方法の工夫で乗り越えていくことになりそうです。
さて私が最後に袋掛けをしたのは15年ほど前なので、ちょっとコツを掴むのに時間がかかりそうです。
ただし、コツを掴んだ頃には袋掛けの作業は終わっちゃうンだろうな…と思っています。
次回も楽しくお手伝いしたいです。