またまたムンムンの灰色空が戻ってきたよう、室内温度27度。扇風機は熱い空気をかき回しているだけ。中華丼のトロミつけ違う。空は灰色雲の大蓋、そして熱湿風がその中を吹いて、塩梅よう(呵責ない)の業務加熱蒸し料理加減。
ドドドっと、のどかなエンジン音。幸い熱いにしても、ジットリしても風が吹いてくれている「海の日」。慌てず、騒がず、雨雲運搬機は進んでゆきます。人畜無害の雨雲パイプがごぼごぼ音を。弁当はディナーと夜食の二食分が用意され。それぞれオムスビが二つ。海苔を巻いたのと、ひじきと水菜の混ぜおにぎり。中には梅干と海苔佃にが入ったもの。お新香二切れ、そして甘く巻いた卵。雨の魚の佃煮が小々。雨茶という飲み物と甘露という清涼飲料水。
ドッドッドと雨雲運搬機はすすみます。
ドッドッドで何か思い出しませんか、「ドード~、ドード…酸っぱいリンゴも吹き飛ばせ~。ドッドッド•ドッドッド…」
もう唄われる事はありません、歯の隙間から息がもれるだけ
たまに、翅ペンをとりますが頭の中はモヤモヤ雨雲におおわれ