あなたの想いはあなたそのもの

おばあちゃんの知恵袋!

宝塚歌劇 元禄バロックロックを観劇して

2021-12-14 13:29:12 | 日記

宝塚歌劇は私の心の中に閉じ込めた想いや夢を体現させてくれる

閉じ込めた色の無い想いに華やかな色を与えてくれる

その華やかな様々な色合いは私の希望となって私を支えてくれる

 

 

 

花組100周年の記念すべき作品

 

元禄バロックロックはその作品に相応しい出来映え

次の100年に続く素晴らしい舞台となっている

 

 

 

この作品はまた花組新トップコンビのお披露目公演

 

絶大な人気を誇る柚香光

それを支える確かな実力を備えた可憐な星風まどか

 

 

そして今回が初めての作,演出となる期待の谷貴矢

彼は美しいものを片っ端から見たいと言う

その彼の思いが彼を宝塚歌劇にたどり着かせた

 

 

 

花組100年に相応しい舞台

元禄時代の色を鮮やかに甦らせる

 

 

宝塚歌劇の舞台はとにかく色鮮やか

私は男役さんに見惚れする事もさることながら

この宝塚歌劇の色に心奪われる

 

 

様々な色の織り成す風景は宝塚の舞台で見事に花開く

こんなに美しい舞台は世界中の何処にもない

世界でただ一つ宝塚にだけ

 

 

 

 

その色は元禄バロックロックの舞台に見事に鮮やかに描き出される

宝塚も花組100周年と言う事もあって気合いが入る

その思いが見事に舞台に現れている

 

 

バロック文化と日本の文化が見事に融合し美しくも華やかな舞台

物語の舞台となる江戸は私たちが歴史上で知る鎖国の中の江戸ではなく鎖国政策の無い国際都市のエド

 

華やかで美しい世界観の中で物語は進行する

 

だからこそ違和感があって違和感がない

不思議な空間

 

 

 

宝塚にしか出来ない不思議な空間

 

 

 

そして私、花組では聖乃あすか推しです

彼女のタクミノカミ素敵です

とにかく美しい!

 

 

 

久しぶりに完全な宝塚の華やかで美しい世界観にどっぷりと浸れた

 

 


宝塚歌劇 柳生忍法帖を観劇して

2021-12-01 18:40:41 | 日記

宝塚歌劇でやっとやっと山田風太郎の柳生忍法帖が上演された

星組の礼真琴を中心に見事に素晴らしい舞台に仕上がっている

 

 

山田風太郎の柳生忍法帖の中でも最長の大作が尼寺五十万石として地方紙で連載

後に柳生忍法帖として長く愛される事になる

 

この忍法帖の面白さは歴史上の事実に元づきながら自由奔放な空想によってつむぎ出されるストーリーにあります

 

その話は江戸時代、会津藩の加藤明成と芦名銅伯ら会津七本槍を相手に、その諸行を諫めたため処刑された家老.堀主水一族の生き残り七人の女たちが剣豪柳生十兵衛の助けを借りて復讐を遂げるという物語

 

 

脚本、演出は大野拓史

この山田風太郎の痛快忍者時代劇をどう宝塚歌劇の世界に昇華させて行くのか実に楽しみ

 

主役の十兵衛はあえて全編を通してあくまで地味

地味であっても観客を飽きさせず魅せてくれるのが主役を演じる礼真琴

 

 

礼真琴はあくまで十兵衛そのもの

 

そして加藤明成と今回で退団する愛月ひかる演じる黒幕、芦名銅伯は百七歳のはずだが豪華で美しい

そして銅伯の娘で明成の側室の美しいゆらを豪華に華やかに舞空瞳が演じる

 

 

主役の十兵衛を礼真琴が演じる事であくまで地味に黒い衣装で押さえている

だが、これも礼真琴だから成せる業

 

私は宝塚でこんな地味な主役を今まで観たことがない

 

きっと礼真琴だから衣装で魅せてお客様を満足させるのではなく、その実力で魅せる

余計なものは何もいらない

 

礼真琴その人とその演技と歌があればそれでいい

 

そして宝塚ならではの豪華さは周りの役者たちが担う

それで十分舞台が成り立つ

 

将軍家の指南役を務める柳生家に生まれながら主君、徳川家光の勘気を被って後、十二年の間の詳細不明によって作家にとっては物語を紡ぐ人物としてはいかにも都合のいい人物であったようだ

 

 

その人物を宝塚を舞台を縦横無尽に動いて演じる

 

それが星組の礼真琴の舞台