アトピー体質で、子どものころからステロイドを塗りまくってきた。
しかし大人になってから、ステロイドは悪いものと認識し、極力使わないようにしてきた。
ステロイドで症状を抑えれば、体内の毒素が皮膚に排出されない分、内臓に負担をかける、という知識を得たため。
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最近子どもが皮膚科にかかったついでに、自分の手荒れも相談してみることにした。
案の定、ステロイド含む大量の塗り薬を出される。
効かない時用にと、強めのステロイドも出た。
「先生、強いのは大丈夫です(いらないです)」と言ってみた。
しかし、
「ここまで荒れちゃってると、ステロイド使わないと難しいよ。初めに強めのを塗って一気に治して、そこから弱いステロイドや保湿でカバーしていくのが基本ですよ。」
と冊子を渡された。ステロイドを間違って認識されている方も多いから一度読んでみて、と言われた。
半信半疑だったけど、ステロイドを塗って一晩寝たら、赤みやただれがかなり良くなった。水がしみなくてうれしい!
効きすぎて怖いと思いつつ、自分も巷のきれいなお姉さんの手に近づけるかもしれないと心躍ったのも確か。
荒れすぎてて節やしわが際立ち、悲しい手だった。
ハンドクリームは何塗ってもしみるし辛かった。
荒れた手を見るたび、女子力とかは私には無縁なんだ、
ネイルはこの象みたいな手には無理だからね、と
無意識に落ち込んでいた。
きれいなお姉さんみたいにクリームでこまめにケアしないからダメなんだ、とか思っていた。
(しみるから塗りたくないという事情はなかったことにしていた)
けっこう頑固になっていたけど、ステロイドやお医者さんに助けられたと今感じている。
自分の女子力とか、そういう精神的なものでなくて、皮膚病を薬で治せばよかったんだ、と妙に納得した。
ステロイドは体に負担はあるかもしれぬが、ずっとあかぎれを我慢するほうが負担だったかもと思う。
こういうことは他にもありそう。
芸能人が「ワクチン打ってませんでしたカミングアウト」を始めているらしい。
実は私も打っていない。抗生物質入りの注射でも意識もうろうとしたことあるから、自分は多分死ぬ部類だなと思ったからだ。成分とかちょっと調べただけでもやばいと思って親と夫には少し話したけど、絶対に打たないでとは言えなかった。
打つことで得られる安心感が勝る人もいるのかなと思うと、その気持ちを尊重したいと思った。
逆に、心配されながらも「絶対に打って」とは言われなかった。
打たないことで安心感を得ている自分を尊重されたのかなとも思う。
ステロイドとかワクチンとか、強い薬は毒だから信用しない派だったけど、今回ステロイドに「ありがとう」と思っている自分がいる。
だからワクチン打つことで気持ちが救われた人もいるかと思うと、どんな猛毒も一概に毒とは言えない気がする。
アルコールは薬物よりやばいとかも聞くけど、アルコールでほっとしてる自分もいる。
健康に悪いかもしれないけど、脂身の多い肉や砂糖たっぷりのスイーツはおいしいし幸せになる。
精神と肉体の幸せのバランスは、本当に人それぞれで正しさがない気がする。
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こういう健康や信念にかかわる話題は戦いになりやすいので緊張するけれど、選択は人それぞれ自由であり尊重されるという思いでいれば多分、大丈夫。
勇気を出して書いてみた。
薬は使いたくないのですが、やむを得ない場合は、短期間で集中的に使うのが良さそうです。