ミズクラゲからコラーゲン=数年内に実用化へ-化粧品原料会社(時事通信) - goo ニュース
化粧品原料メーカーであるテクノーブル(大阪市)は18日、ミズクラゲから化粧品などの材料となるコラーゲンを取り出すことに成功したと発表した。数年内の実用化を目指すという。
ミズクラゲは日本海各地の沿岸海域で夏季を中心に大量発生し、臨海の発電所の運転や漁業への被害が問題となっている。その有効活用のため、福井県立大学、日本原子力発電と共同研究した。
現在、クラゲからコラーゲンを取り出すにはタンパク質分解酵素などを必要とする。今回の方法ではこれらを使わず、クラゲが自然に溶けるメカニズムを利用するため簡単に抽出できるのが特徴。
豚皮や魚皮のコラーゲンに比べ臭みがなく、高い保水性を持ち、非常に細かい繊維タンパク質でできているという。
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今年1月に越前クラゲから抽出した糖タンパク質「ムチン」の新物質が変形性関節症の治療に役立つ
というニュースがあり、これについては科学技術振興機構(JST)でも成果が出てきてるようです。
僕もブログで取り上げましたが今度はコラーゲンの抽出に成功だそうです。
これまで厄介者のクラゲが医薬品や化粧品、食品添加物などへの用途に応用できれば
クラゲ廃棄物の有効利用に繋がり、まさに水産物資源に無駄は無いってことですね。
クラゲ被害に頭を抱える漁業関係者の悩みもスッキリするし人類の役に立つし一挙両得です。
ちなみに
ムチンとコラーゲンの違いって簡単に言うとムチンは「ぬるぬる物質」
コラーゲンは「ゼラチン質」だそうです。分かったような分からんような