子供の頃、夏の食卓に欠かせないものの一つに、きゅうりとなすの漬物がありました。
市販されているきゅうりより3倍くらい太くて、名古屋の人たちがみそ漬けにするカリモリよりも長さのある「うり」。「うり」と呼んでいました。
それは皮が少し硬いので、ピーラーで1cm位間隔で皮をむきます。
縦半分に切り、種を除いて、1.5cm~2cmの幅に切ります。実家では斜めに切っていました。
ナスも同じく皮をむき、同じように切ります。
両方に塩を振って、漬け物器で押さえて作っていました。
上から押えをまわすと、いくらでもその漬けものたちが押さえられました。
水が上がって、きゅうりもナスも水分が抜け、シナーとなったものが好きでした。
コリコリと歯ごたえがあるのより、グミみたいになったのが好きでした。
我が家にも漬け物器 がありますが、大量にきゅうり・ナスを入れないと押えが利きません。
これでは、私の好きなシナ―となった漬け物ができな~い。
どうしても子供の頃食べていた味から抜け出せません。