2日は朝からそわそわ。そうです、箱根駅伝。
今回も東洋大の柏原竜二が魅せてくれました。
今年4年生の柏原は最後の箱根です。
箱根の5区を4回走ってすべて区間賞、今回を含め3回は自分の持つ記録を更新して区間新記録を樹立。
今までは柏原頼みみたいなものがあり、5区で彼が他学の選手をごぼう抜きして往路勝利へとなっていましたが、
今年は1区から4区まで走った選手にも、時間を貯金して柏原にたすきを渡すという気迫が画面を通して見られました。
だから、柏原がたすきをかけた時点から、安心して観戦できました。
彼が後続選手との時間の差をどのくらいつけられるか!
ただ、道中アクシデントだけないように願って…
箱根駅伝では、若者の意地と根性が臨場感で味わえます。
記録を持つ選手は、それなりに目標とされますが、スピードが落ちたり、抜かれたりします。
でも、彼らは苦しくてもその場から落伍するようなことはしません。
抜かれて抜いて、また抜かれて抜いて、デッドヒートを繰り返しながらたすきをつなぎます。
東海大の村沢選手も苦しみながら、素晴らしかった。
早稲田の一年生の5区の山本修平選手は、早稲田で走りたくて一浪して早稲田に入ったそうです。
その解説を聞きながら、5区で抜きつ抜かれつしながらも、2位を守った精神力に納得。
東農大の津野広大選手は体調不良で出場。そのような中で完走したのは、やはり駅伝は自分一人のものではないといいう強い想いからでしょう。
彼を応援する沿道の人々の姿にも、とても暖かさを感じます。
ジョギングのような走りしかできない津野選手は随分遅れています。でも沿道の人々は誰一人帰ろうとはせず待ちます。
途中から雪が舞い始めた寒さの中。
小旗を振る人々…とっても印象的です。
柏原君のインタビューから
「福島のみなさんの苦しみに比べたら1時間なんてなんでもなかった」
確かに彼の力強い走りからその言葉が伝わってきました。
喜びを押さえてインタビューに答える姿に、改めて感動!!
息子に「柏原の身内か親戚?」とからかわれるほど、我がことのようにうれしい箱根往路優勝でした。