プスケスマスで幸福感に包まれた③

2019年10月04日 | バリで受けた医療とその感想

Selamat datang : ウェルカム
電光掲示板で、予防接種の知らせも流れてます。


最近見かけなくなったね、床にペッと唾吐く人。
分かりやすい ”ダメよそれしちゃ” って感じ


診察を待つスペースには、自分で測れる血圧計
ちなみにこの血圧は私ではありません、同行者。

血圧計の上にあるのは、なんと目安箱ですよ~
数か所に設置してありました。
左:満足、右:不満足 です(笑)


備品の車いすです、誰かの寄付かもしれません
すでにゴムタイヤは外れていて車輪のみですが
たまに使用されている様子でした。


健康相談、予防接種や、傷けがの手当て等がメインですが
緊急に大きな病院へ搬送が必要だと判断された場合の為に
外には2台の救急車が停まっていました。
私は一度も救急車が走っているのを見た事がなく
サイレンを鳴らしてるのはいつも
VIPを先導するPOLOSIの車、です。
なので、この救急車が本当に機能してるかは疑わしい、、、


私のインドネシア語力では イマイチわかりませんが
一瞬、日本語塾のポスターかな? と思いよく見たら
どうやらこのポスターは ”日本脳炎の予防接種”です。


写真にはありませんが、妊婦さんの検診や
赤ちゃんの予防接種のスケジュールなども
ちゃんと張り出されていました。


ここのスタッフさんは、この機械に指を入れて
指紋認証でタイムカードを管理されるようです。

私も指を入れて見たくてウズウズしました~

薬を受け取るAPOTIKの窓口では

”イブ、僕を覚えてないの?
同じ住宅地で小さいころから知ってる、
M(娘)ちゃんとは自転車で遊んでたよ”

と、若い男の子に言われビックリ

私はおばさんからもっとおばさんになっただけだが
ご近所じゃ、赤ちゃん?が大人になっていたのだ
そしてこうやって働いているんだからビックリね。




プスケスマスで幸福感に包まれた②

2019年10月03日 | バリで受けた医療とその感想
なんでそんな幸福感に包まれたのか
忘れないうちに説明しちゃいますと

平和をしみじみと感じたからです
この日はみんなバリの正装でした。

私の話しを聞いてくれたのは
胸をビスチェでグイッと上げ
赤に金の糸の入ったレースのクバヤを着た
20代前半の美しくかわいい女医さんです。
おそらく、うちの娘と変わらない年頃です。

女医さんの指示で私の足の甲の傷を洗浄
薬を塗って、ガーゼを貼ってくれたのは
これまたステキな二十歳前後の男性です。

おそらく医療関係の学校の学生さんです
この男性も、バリの伝統的な正装でした。

”イブ、痛かったら言ってくださいね”
と、途中2回ほど声をかけてくれました

歩けないほどに痛く腫れあがってしまっていて
洗浄してもらっている間はもちろん痛いですよ

でもね、このちょっと痛いはずの洗浄中に
何とも言えない幸福感に包まれていました。

彼はおそらく、私の息子と変わらない年頃です
その彼が、とちゅうに何度か鼻歌を歌いながら
私の傷を丁寧に優しく扱ってくれているのです。

この女医さんと、看護師の男子学生さんに

”ばい菌が入るから濡らさないでね~”
”火曜日にまたチェックしに来てね~”

例えそれが彼らの今日の仕事で
当たり前の事であってもですよ
私はしばらく幸せな気分でした。

写真はもちろん撮りませんでしたが
華やかなバリの正装でばっちり決めた女医さん 
バリの正装でハンサム度があがった看護師さん
に会える医療機関なんて
素っ晴らしいでしょ~?!


プスケスマスの屋根の上に見えた国旗





プスケスマスで幸福感に包まれた①

2019年09月30日 | バリで受けた医療とその感想


歳のせいか?定期的に免疫力が落ちるような気がする
そういう時は、普段は悪化しないものが悪化するのだ。

30代半ばで始まったアレルギーで
日常的な手湿疹に悩まされています

この手湿疹が定期的にひどくなるのですが
それによって今の自分の免疫力低下を知る

先日部屋で虫に刺された、特別な毒虫じゃないと思う
いつもなら1時間もすれば痒みも治まるようなやつが
痒みどころかジンジンと痛くなってきた、どうした!

なんと翌朝には腫れあがって立っていられなくなった

主人にプスケスマスに連れて行ってもらった

プスケスマス:
県や市が運営する保健所で、医師、看護師、助産師が配置され、
住民に予防接種、健康アドバイス、できる範囲での治療も行う。
そして、医療関係者(学生)の研修も兼ねている。

↑ 私はこのように理解している。 もし違ったら教えてほしい。

23年前に、このプスケスマスに行った時は驚いた
なんと医療施設なのに、若い女性が1人でポツンと
しかもなんと体温計もなかったのだ!

どういう用事で行ったか覚えていないが、
体温計を寄付しなくては! と、思った。
思っただけで行動しなかった、ダメな私。

10数年たってまた来た時には驚いた
建物は増改築され、見違える様だった。


   *  *  *


短くまとめられなかったので続編にします(笑)



RABIES ラビエス(狂犬病)

2016年07月27日 | バリで受けた医療とその感想
狂犬病、撲滅されてますよね 日本じゃ。
インドネシア- バリ島だって、撲滅されていたんです。
それが今なぜ横行しているのでしょう、
検疫を受けずに密輸された動物が原因ではないでしょうか?

なぜか、日本ではRABIESという名の水商売系のお店が多い、
以前、女性用ヘアケア製品にもありましたよね?ラビエス。
だからなんだか素敵な響き、ですね?
でも今バリでRABIESと言ったら、間違いなく狂犬病のこと。

コウモリ、リス、猫、その他の動物からも感染します。
もちろん、その個体がRABIESに感染していた場合です。
空気感染はしませんから、噛まれなければいいのです。


ダレ君は大丈夫か、、、注射早くしてあげたい

普段から気をつけるように言っているのですが
こないだとうとう、娘が野良猫に噛まれました。
1年位前からこのあたりの顔の逞しい野良です。
うちのミイ子をしつこくいじめるので私はやりませんが、
私以外の家族は時々餌をあげていました、名前もつけて。
それなのに! 娘が手のひらに餌をのせて近づけたら、
引っ掻いて、噛みついたそうです。
本気で噛みついたのではないと思いますが、血はにじんでました。

石鹸と流水で洗って、口で吸ってぺっぺっを繰り返しさせました。
もしも、、、もしも、、、と心配になってきたので
娘に、国立病院SANGLAH(サンラ)へ電話させました。
“24時間以内にきて注射をするように”と、言われたそうです。
まあ、そうなるでしょうね。

まず最寄りの保健所のような施設、PUSKESMASに行かせました。
ここでは、応急処置もしくは、適した病院を紹介してくれます、
BPJS(国民保険のようなもの)を使って診療してもらう場合は
直接病院ではなく、まずここを通して紹介してもらうシステム。
 
そこでは、なんとこんなやりとりだったそうです。 
“噛みあとは深くないから大丈夫。きっとお腹がすいてたのね(猫)。
1週間、その猫の様子をみてなさい、1週間元気に生きてたら大丈夫“
そうして、傷、ニキビ、やけど、等に塗る軟膏↓ を処方されました。



それって、ばい菌はやっつけるかもしれんが、ウィルスじゃないよね!
1週間後、猫が消えたらどうすんの? ちょっとウケてしまいましたっ

あれから3日、例の猫は堂々とうちの前を横切ってます。
たぶん大丈夫よね?猫はお腹がすいて苛立っていたから
“サッサとよこせ!”と、ひっかいて噛んだだけなのだ。
さっきも、娘に近づいてきてニャンっと言ったそうです、
“こないだはごめんなさい、お腹すきすぎてたの” って。



小学校で、予告なしの抜歯。

2016年02月16日 | バリで受けた医療とその感想

今、2時半。
こんなに天気いいのに、さっき遠くでゴロゴロいってた。
 
        

今から十数年前、娘は地元の公立小学校に通ってました

車で1時間以上行けば、ちょっとよさげな私立がありましたが
毎日2往復、合計4~5時間かけての送迎を6年間する?無理。

私立だったら、プールや体育館があるらしい、
私立だったら、授業を英語でしてくれるから
きっと、自然に英語もペラペラになるだろう。

悩みました、が結局地元の公立に入れました。

ある日、
“ママ、歯抜いてもらった~”
といいながら帰宅した娘。
ええええええ~~~ 
違うでしょ 抜けちゃったんでしょ

ちょうど前日、歯医者さんに行って

“ほっといてもすぐ抜ける、
 麻酔の注射もそれなりに痛いし
麻酔なしで抜くには 痛そうでかわいそうだし
自然に抜けるのを待てばいいのでは?“ 

と、言われて帰ってきたばかりだった。

体の大きな女医さんが学校に来て
みんなの歯を診てくれたそうです。
うちの娘の歯は、ひょいと簡単に
糸で縛って抜いてくれたそうです。

痛いのはちょっとだったし、怖くなかったそうで
結果的によかったし、ありがたいことなんだけど
こないだの注射の件もあって、考えました。

小学校で、予告なしの予防接種。

↑こういう事に不満やもんくがある人は
公立に行かせるべきじゃないんだろうな。

“だったら、お金出して私立に行けばいいでしょ”
“子供のためにしてくれてるのに、あなた何様?” 

と、思われてもしかたないかもなあと。 
公立に行かせていただいてるんだから、
と悟った訳です。