昨夜はポンちゃんが新月とミートする夜でした。
3月末に撮影したポンちゃんは順調に成長してたので楽しみにしてました。
4月に入ってもバーストを繰り返していて突然明るくなったりしてます。
光度のピークは4月20日です。
撮影地チョイスに悩みました。2日前からWindy.comとにらめっこ。
関東は全域に薄雲がかぶる。西から分厚い雲が攻めてくる。
うちからの候補地は、新潟北部、福島北部、山形あたりで、それぞれ現場調べも終わっていた。
で、結局決めたのが、、前回と同じ秩父高原牧場w。ハイ、横着しました。
どこいっても変動リスクがあるので、近場の好転に賭けた。
前回(3月29日)のショットがこれ@秩父高原牧場↓
そして、今回(4月10日)がこれ↓
19時前、新月の左上にポンス・ブルックス彗星が位置します(iPhone撮影)。
同時刻、北極星導入完了。迎撃態勢が整いました。
撮影チャンスは1時間。19時~20時(彗星高度13度~3度)を追っかけます。
撮影終盤の状況(大気ガス満載)。山の明かりは美の山公園(Sonyα6400)。
低層雲が多く、windy.comでも雲密度が30%を超える事態に。
新月の微光を雲と大気ガスが激しく散乱、シブイ、キビシイ。
他の星フェチ客が延べ10人ほどいたのに、次々あきらめて帰ってゆきます。
おいらだけ執念で追っかけた。
結果がこれ↓
各画像、右45度ほど傾けてクロップしてます。
まず新月の様子。前日北米で見れた日食の如し。
続いて、ポンちゃんを導入します。
彗星の露出をあげると右下の新月の光散乱がこんだけ邪魔します。
雲とガスが無ければ、クリアに抜けるはずなんですけどね、、。
彗星と新月とのツーショットを狙うと、新月は露出オーバーで満月化、彗星は露出足らず状態。(中央左上が緑がポンちゃんです)
露出を下げて、、
もっと露出下げて、、
どれももーほとんど雲の中にいるのを、望遠鏡でぶち抜いてます。
コンディションが良ければ、月の直径以上の彗星テイルが見えるはずなんですけどね。
そして終盤、彗星の地上高度約3度。
大気分子が光の短波長を吸収するため、長波長の赤色が目出ち、月はブラッディムーンと化します。
左下の影は地表の山影です。
ってな具合でした。
もーちょっとポンちゃんのパンチ力欲しかったんですけどね。まあ、撮れたからいーか。
全国的に厳しかったようですが、バランスよく撮影できたところあるんですかね。
ところで、一昨日の皆既日食すごかったですね。全米が熱狂してました。
天リフさんのメキシコ遠征中継で臨場感たっぷりの動画が見れます。
コロナやプロミネンスもばっちりですね。
たった8万円のSeestarでここまで抜けるのはすごい。
昨日の彗星撮影でも、隣の客がSeestarを使ってました。
日本での皆既日食は11年後です。関東上空も通過します。
だが、、おら生きてるだろうかw
(^^)/