今年もホタルシーズンがやってきました。。ホタル前線は桜と同じように西日本から東日本に移動してきます。
代表的な種類はゲンジボタルやヘイケボタル、全国広範にどこでも見ることができます。。希少なのがヒメホタル、生息場所が限られ、主に山中の綺麗な自然環境が残された場所に現れます。
昨年、初撮影に挑み、都会で見れる奇跡の場所、地元横浜、寺家ふるさと村で沢山のゲンジボタルに会うとこができました。
ヒメホタルは関東ではポイントが限られ、人気順に埼玉秩父、静岡や山梨県境、千葉南房総など、いずれも山間部。。下の映像は、昨年秩父山中に何度も遠征し清流際で撮影したものです。某TV局の夕方番組でも紹介頂きました。秩父は6月末まで鑑賞できます。
↓ヒメホタル乱踊(埼玉秩父)
マニアには断然ヒメホタルが人気です。。ゲンジボタルは発光時間が長くヒューーンヒューーンって感じで光ります。。ヒメホタルは発光時間が短く、パッ、パッと点滅します。。
ホタル写真で見分けるのは、光が尾を引くのがゲンジボタル。点で光るのがヒメホタルです。
ホタルの不思議で面白いのは、西日本のホタルはちょっとせっかちで、東日本の約2倍の周期で発光し賑やか。また、東日本と西日本のホタルを一緒にしても決して交尾しないそうです。求愛リズムがシンクロしないのでしょうか。
万葉の時代から数々の詩に歌われた豊かな感性、いつまでも大切にしたいですね(^^)/
下の映像は、地元横浜、寺家ふるさと村のゲンジボタルです。都会なので飛翔数は少ないですが、毎年の風物詩として大勢のお客さんが訪れます。6月中旬までが見頃です。
↓ゲンジボタル(横浜、寺家ふるさと村)
田舎の山奥で時合が合うと、四方八方無数のホタル乱舞に包まれ、静粛の中で自然のすべてのリズムが同調し、身体が宙に浮いてるような極上の荘厳空間が体験できます。
更なる目標は、生きてるうちに一度でいいから蛍火(蛍木?)に遭遇すること。。木全体に何万匹のホタルが集結しシンクロして大きな生き物のように燃え上がる風景。東南アジアの映像で見た。この世の物とは思えないアレに出会いたい。
今年も秩父へ遠征し、魂を清めてまいります(^^)/
2エリア東海地方も一級ポイントが沢山あるようですよ。著名な写真家たちも愛知や静岡の山奥や森の神社などで結構撮られてます。
ゲンジやヘイケは各地のほたる祭りで賑やかに見れるのですが、ヒメは別格ですね。
音もなく身体の周囲を埋め尽くす神々しい光、最高に心地よい圧倒的な生命感が、普段無い感覚を覚醒させてくれます。
今月いっぱいは見れると思うので、どちらかでチャンスがあるといいですね(*^^)v