出発の朝。
朝風呂に入りシャンプーをして体を洗ってあげて....
いつもの様に私は見守りながら一緒にいます。
母上様はのおっぱいはとても豊です~♥
でもこの数年は縮んで来てぺったんこになってしまって....
湯船にぷわぁ~ぷわぁ~揺れて浮かんでいます。
あぁ..これを見るのも最後だわ~と思いながら(笑)
湯船につかりながら....母上様のお礼は続きました...
床屋さんをしてもらってありがとう....体を洗ってもらってありがとう...
うんちを出してもらった時は嬉しかった
えぇ....それ.....覚えているの? これにはちょっと驚きましたね。
記憶が定かではない毎日なのに.....
きっと母上様の中では摘便は強烈な事だったのかもしれません。
便秘でカチコチになってしまって苦しかったんですよね。
夜勤明けから息子が帰って来ました。
お母さん.....おばあちゃんはやっぱり行かなきゃだめなの?
そうね.....このままの生活はもう.....限界だもの....
なんだか息子はしんみりとしていました。
出発の時....母上様は息子に丁寧にお辞儀をしてさようなら....と。
おばあちゃん! さよならでは無いよ。いつでもまた会えるんだからねっと。息子。
そんな会話の後出発となりました
実は前の日...母上様はおいおい声をだして泣いていたんです。
私もパパさんもそんな母をそっとしておきました。
覚悟はしていたものの.....やっぱり嫌だったのですよね。
家族と一緒に住めなくなるなんて...淋しいのは当たり前の事ですから....
無理もありません。
不安だらけでしょうから.....そんな事もあって.....
昨夜の家族みんなは穏やかではなかったのです。
施設に着いた時の母上様は優しい先生やスタッフのみなさんに安心した様でした。
お昼の食事のテーブルは大正13年生まれの女性の方の隣でした。
その方はとてもしっかりしていました。
老健ですからリハビリが終わると家に帰ると言う目的の人が多いのです。
お互いにすぐに打ち解けた様で楽しそうにおしゃべりをしていました。
取りあえず第一歩....良かったと胸を撫で下ろしました。
家に帰って来て私の目に入ったのは母上様のベットです。
布団がきれいに畳んであったのです。
色んな事に介助が必要だった母上様が....こんな風に出来たなんて
なんだか...涙がぽろぽろと出てしまいました。
息子にそのことを話すと.....僕も涙が出でしまったと....
パパさんは昨夜泣いていたことなども思い出したのか涙ぐんでいた様な....
そんなパパさんは今まで見た事がありません。
嫌だと思っていた母親.....やっぱり親子なんだなぁ....
あんなにすれ違っていた親子なのに.....
やっと敷布団に寝られた私ですが..母上様の顔がちらついたり涙が出たりでこの日も
なかなか寝られませんでした。
自分の親より長い間一緒に暮らしたのですからたとえ色々とあったとしても
情は移ります。
パパさんから....
みいやん頑張ったね。いつも優しくしてくれてありがとう
いやいや.....パパさんよ..頑張ったのは....
昨日はお互いを褒め合ったのでした。(笑)
長い36年あまりの呪縛の様な暮らしから開放された様な....
母上様の事ではこの長い年月には辛い事がたくさんありましたから
それと比べたらこんな事くらい全然なんとも思わないわ。と.....
そんな風に思っていたので、優しくも出来たのだと思います。
頓珍漢なことを言う母上様が可愛く思ったりもしていました。
今までの暮らした長い年月が私の心を磨いてくれたのかもしれません。
今日はこれから母上様に会いに行って来ます。
書類作成もまだありました。今パパさんが書き終えたところです。
今までは書類作成と言えば、殆どは私がやっておりましたが
母上様の状態を書く以外はすべての書類はパパさんにお願いしました。
では....行ってきます。
沢山の「ありがとう」を仰って
出発して行かれたのですね
そして…帰宅して綺麗になってる「ベッド」
を見て涙…
わかります。
今朝まで居たのですからね。
でも…これから毎日行かれるとの事。
昼間はお友達が出来たようですし。
夜が心配ですね。
きっとこれから倶楽部で楽しく
過ごされると想います。って言うより
そう願わずには居られませんね
ずっと今回のいきさつを読んできましたけど
非情な私でも、今日の記事には泣けました
でもぜったいよかったと思うはず、だからこそ
決めたのよね。
息子さんの優しさ、ご主人の心情、どれもよく伝わってきて・・・
これからのほうがお義母さんとの関係も良くなりますよね。
みいやんさんはそれを全部承知で決心したのでしょう
お義母さんには長生きしてほしいですね。
今日の記事も泣けますね…。
お義母様、記憶が曖昧になっても、
居心地の良かった家族との生活は
ちゃんと覚えているのですね。
今までがあったからこそ、ですね。
寂しいですが、お義母様の
身体のことを考えても、
正しい選択だったと思います。
安心してお任せしましょう。
いつでも会えるので、
たくさんお話しして、また
お義母様の、楽しいお話を聞かせてください。
沢山のありがとうの言葉を残して・・・
本当に私まで胸に迫るものがあります。
このような母上様を見てると、昔は相当苦労をしたみいやんさん
今は何もかも忘れて良いお義母様だったと思えますものね。
みいやんさん、よく頑張りました。
最後まで看てあげれなかったと思う事もあるでしょうが
お互いの為にこれで良かったのです。
お義母様はみいやんさんが心配するような事は無く
沢山のお友達をすぐ作るでしょう。
まずはご主人とみいやんさんはゆっくり休んで、母上様には優しい顔を見せてあげて下さい。
思うと可哀そうになってしまいました。
長年一誌よに住んでいると情は湧くものですね。
もっと..自分自身は嬉しい気持ちになるのではとおもったのですが....
そうではなかったですね。
なんだか...
今日も涙が出て仕方がないのです。
午前中に行ってきたのですが
相談員さんからもう二三日は会わない方が良いのかもと言われ帰って来ました。
私に会うと帰りたいと言い出しそうだと....
少し環境に慣れてからの方が良さそうです。
楽しい倶楽部の生活になって欲しいです。
意味不明の変換でした(笑)
一緒に暮らすのは難しいけれど、いつも心の中には居ますから。
優しい息子さん。それはご両親の背中を見ているからですよ。
おばあちゃん、どうか穏やかにお過ごしください。
悲しんだり、苦しんだり、悩んだり...でも何の事でも
何とかなるものなんですよね。
義母が認知症になりそしてパパさんとのバトルもあり(笑)
だけど..こうして二人の仲は良い方こうになったのですから....
母に優しい言葉なんてかけたことのないパパさんです。
でもこの数ヵ月は体を張って頑張ってくれました。
それは私に迷惑をかけたくないと思う気持ちもあったのだと思います。
これからが本当の親子になって行くんだと思います。
そう思うと認知症だって悪い事ばかりではないのですね。
本当に不思議な病気です。
まずは健康で100歳を目指してほしいです。
こんなはずではなかったんですけどね....(汗)
今までの生活を忘れていても今回の生活を良かったと思ってくれたらそれだけでも嬉しいです。
正しい選択だと思える様にこれからも義母との時間を大切にしていきたいと思っています。
もう95歳ですからね....一日、一日が大事ですものね。
運よく車では20分位なところですからね。
有難いです。
たくさんのありがとうを言って頂けたので私も嬉しかったです。
だからなんでしょうか.....なんなんでしょうか.....とても
複雑な気持ちで涙が出てしょうがないのです。
可哀そうと言う気持ちもありますし....
今までの長い月日の事も思いだしてしまったりと。
これで心機一転に...私も義母と一緒に新たな生活のスタートだと思って頑張りたいと思っています。
ラッシーママさんの仰る様に、これで良かったと思いたいものです。