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リーマンの鯉釣り日記

変わっていく鯉釣りを新鮮な眼差しで,変わらない鯉釣りも楽しみながら,自分の鯉釣りも磨きをかけていきたいと思います.

寒鯉5 野鳥

2014年01月12日 | 雲出川
朝8:30頃に地元の河川に到着する。前回とは違うポイントに入ることにしたので,どこに入るか迷う。実は、連休を利用して琵琶湖に行くことも考えていたものの、どうも琵琶湖の天気が2日目は雪になりそうであり,確かに一発大物の期待はあるものの、地元で竿を出すことに決定。

 いくら地元とは言え、この時期は水温も低く、鯉の活性も低く、期待薄ではあるが,竿を出さなければ釣れないという釣りの鉄則に従い,少し気になっていたポイントに出すことに決定した.水温は10時現在で4.4℃とこの冬では最も低い。陽射しは眩しく、水温の低さを感じさせないが、北西風は強く、車外でいることは厳しい。

 9:00過ぎに第一投。フィーディングはしない。PVAもつけない。竿は2本で岸から15mラインと30mラインへ各1本。


足場が悪く釣り座まで河岸を2.5m程降りないといけない.廻りはご覧のように茨に覆われている。特にランディングネットに茨が引っかかり扱いに苦労する。当たりがあったときの事を考え,ランディングネットは竿の横に置いておく.今回のタックルは、


竿:Daiwa maddoragon K 12ft 3lb 2本
リール:Daiwa Tide Surf 5000 QD
Main Line よつあみ FC Disk300 4号/16lb Fluorocarbon
LeadCoreline:GARDNER CAMO plummet 35lb 70cm
オモリ:30号
ハリス:GARDNER DISRUPTION 25lb、KRYSTON Jackal 20lb
ハリ:SASAME CARPING 4号、NG-CARP LS6号
ボイリー:EuroCarp シリアル15mm+TUTTI蛍光15mmPOPUP、EuroCarp シリアル15mm+TUTTI蛍光10mmPOPUP

竿をセットして、朝食のサンドイッチをコーヒーを飲みながら味わう.手元には新聞2誌。日曜の釣り場での朝の私の決まった一時でもある.ある意味至福の時でもある。朝日新聞で最初に気がついた記事は,将棋の谷川元名人がA級を降格するらしい。30年程守ったA級を。かつての故大山名人はA級を降格したら引退すると言っていたらしい、現実にはA級のまま亡くなった。その後では中原元名人も30年程A級にいたらしい。A級の10人がリーグ戦をしてそのトップがその年の名人に挑戦するという。そしてA級順位戦の最終日が将棋界で最も長い一日らしい。降格が決まる日だから。しかし、現時点での戦績から谷川元名人の降格が決定したらしい。一つの時代の変わることを意味するのか。確か兄は東大の将棋部の主将であった。その兄より強く棋士を目指し若干21歳で最年少名人になった。時の流れと言うかもしれなが、私も近い年齢の世代の一人ととして感じるところがある。できることならもう一度戻って来て欲しいものである、来期に捲土重来を。

 こんな朝の一時を堪能している時、目の前のバイトアラームが鳴りだす。意外と早い。時計を見ると10時。準備はしてあるので,足下に気をつけながら河岸を下に降りていく。リールのスプールからは糸が出て行くのが眼に入る。スピードはあまりない。リールのドラッグを締めて、竿を立てる。魚が竿に「乗る」瞬間である。その瞬間の引きの強さに応じてドラッグ調整を行う。スピードはないので余裕のあるやり取りが開始できる。引きはあまり強くないし,重さも感じないので,70cm台かな。沖に走ることや左右に大きく走ることはなく、どちらかというとおとなしく寄せることができる。5分程して姿を水面に見せる。色は黒っぽい感じである.この川の鯉は姿形からして多様な種類がいるので、今回はどんなタイプの鯉か楽しみでもある.ゆっくり寄せるも足場が悪く石が滑り、不安定なので取り込みは注意がいる。何とか取り込みにも成功する。軽く感じたものの、かなり大きさもある。色は黒い。ネットにくるんだ状態にして河岸を上って、アンフッキングマットに乗せる。鯉が軽く感じたり、引きも強く感じられない要因の一つは、明らかに今回のタックルの竿に依るところが大きい。ガイドもOne Footで竿が滑らかに曲がるし、Vジョイントも滑らかさに貢献していると感じる。細身でありながら、粘りと滑らかさを味わえるいい竿である。


 90cmの黒っぽい色の中にも黄金色の鮮やかさを感じさせる鱗の鯉である。尾びれも大きく川の鯉の特徴がある.

午前中の当たりを期待したものの、この1回の当たりだけで終わってしまった。まあ、この時期としては1本の当たりでも十分満足できる。日が高くなると、餌を求めて野鳥がやって来る。前回はマガモのツガイが見られたが、今回は風が強いので、水鳥は姿を見せていない。しかし、河川敷の草原には「タゲリ」らしい鳥がやって来ている。


「タゲリ」は個体数も減少傾向にあり、国際自然保護連合により、2004年からレッドリスクの軽度懸念の指定を受けている.三重県では、絶滅危惧Ⅱ種の指定を受けている。この鳥は警戒心が強く、こちらの姿が動いた時点でさっと飛び去ってしまう。鯉は釣れなくても、ふと廻りに眼をやるとそこは野鳥の宝庫であったりする。肉眼では見えなくても,カメラのレンズを通すことで綺麗な鳥の姿を見ることができる。釣リバカになっても野鳥や自然を感じる感性は失いたくない、そんな寒鯉釣りと野鳥を楽しめる1日でした.

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