ギター弾きのひとり言

ギターと音楽が趣味の私のひとり言を気が向くままに書いています。

アナログ派

2006-02-16 | ひとり言
アナログと言っても、オーディオでの話しです。
私はいまだにオープンデッキ、アナログプレーヤーを愛用しています。
最近は余り買いませんが、数年前まではアナログレコードをよく
物色していました。
クラシックやジャズなどの盤を中心に、復刻版や中古レコードを
探して歩きました。
一時は完全にCDやDATといったデジタル機器にしてしまった時期が
ありました。初めて、CDの音を聞いた時、そのクリアな音質と
ダイナミックレンジの広さに驚きました。
それから、アナログから遠ざかってしまい、せっかく集めたアナログレコードは
殆どを手放してしまい、プレーヤーも処分して、デジタル化してしまいました。
ある意味、それがアナログの素晴らしさを知るためには良かったのかも
知れません。
デジタル時代を数年過ごしたある日、友人宅で懐かしい音に出会いました。
見るとターンテーブルが回っているではないですか。
アートペッパー・ミーツ・ザ・リズム・セクションでした。
サックスの音が何とも温かく、優しく聞こえてきます。
その影に、レコード針のトレース音と時折聞こえるスクラッチノイズが
何とも言えない隠し味となっているのです。
それに、CDでは聞こえてこない音(楽器の倍音など)がアナログ盤では
聞こえるのです。実際には人間の可聴周波数は良く聞こえて20KHzと
言われています。それで、CDはその特性上20KHzまでしか再生
できませんが、アナログでは、カートリッジにもよりますが
更に上の数十KHzまで再生できるのです。そこには倍音の世界があって
実際には聞こえないのですが、何か雰囲気が感じとれると私は思います。
楽器などの音色とは、人間の耳には聞こえない倍音の部分に本来の音色が
あるのではないでしょうか。
それ以来、アナログの虜になってしまい、再びアナログプレーヤーを購入
レコード盤を売る店や、デパートの一角で中古レコード販売などがある
時は駆けつけて、お気に入りの盤を買い漁っていました。
現在数十枚程になり、管球アンプで聞いてます。
CDの音はCDプレーヤーにもよるでしょうが、どうしても長時間聞いて
居ると疲れます。また、特定の周波数などは耳に突き刺さって不快感を
覚える事があります。アナログ盤は長時間聞いていても疲れることが
ありません。
最近はCDの録音技術も向上し、通常14ビット~16ビットで記録
するのですが、20bitで処理して書き込む方式のものや、
スーパーオーディオCD、ハイサンプリングCDなど色々と出てきて
より高音質な物が出てきています。それはそれで、またいいですが
私はまだまだアナログ盤を楽しもうと思います。


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