キレる子供

決して躾をされていない子がキレるのではない。
多くは、抑圧されていた怒りに「自分は悪い子だ」という信念が絡み合いキレるのです。
子供を犯罪者にしないためには、感情を押さえつけるような躾をしないことが大切になる。
2001年から02年にかけて、西日本のある少年鑑別所の協力を得て、入所した少年の親子関係を調べた結果、同年齢の高校生と比較してみたところ、鑑別所の少年の方が、親から長時間説教され、正座をさせられる経験を持っていることがわかったのです。
さらに、鑑別所の少年の方が、親のことを「怖い」と感じているのでした。
厳しく躾られると、そのしつけ方によっては、かえって子供を犯罪に走らせることになるということです。
もちろん全ての躾が犯罪に結びつくわけではありません。
躾の過多に加えて、「子供が悪い」というイメージが伴うかどうかにあるそうだ。
子供を犯罪者にしないためには、親が子供を「悪い子だ」とみて注意をしないことが重要になる。
子供が感情を露わにしていたら、それは歓迎すべきで、否定してしまわないことだ。
子供にとって、気持ちのはけ口になる存在として母親に勝るものはありません。
