絵本は、読み聞かせるものです。

面倒だからか知らないが、「もう自分で読めるでしょ」と子供に自分で絵本を読ませる親がいる。
違う
絵本は読んでもらうもので、自分で読むものではない。
そして「読み聞かせ」はいつまでやってもいいそうだ。
私は、長男が中学生になっても読み聞かせをしていた。
そのせいか知らないが、他の科目は成績が悪いが、国語だけは成績がいいし、作文もよく書けるようだ。
そして絵本は、出来れば上質なものを読み聞かせたい。
「すてきな三にんぐみ」「三びきやぎのがらがらどん」「どろんこハリー」…など
長く読み継がれている本には間違いがない。
最後のページに書かれている「〇刷」を確認すると、どのくらい長く愛されている絵本なのかがわかる。
日本の昔話も、イソップ物語もいいが、少し大きくなったら「ラ・フォンテーヌ寓話」をぜひ選んで欲しい。
人間の業や社会を風刺した、大人でも思わず膝を打ちくなる物語が詰まっている。
小さな子供は、好きなページまで飛ばして捲り、そこを何度も読ませる…これもいい
そして子供が別のことをしているので聞いていないのかと思ってやめると「読んでくれ」という、ただ聴かせる…
これでもいい。
そしてお父さんの膝の中で、鬼が出てくるような怖い話を聞くのもいいそうだ。
お母さんの声が心を癒すBGMとなり、その時の安心と満ち足りた心が、大人になって訪れる「苦しい時」を支えてくれるんだそうだ。
そして辛い時、「あの時のお気に入りの1冊」が大人になった子供を助けてくれると聞いた。
ちなみに今はYouTubeしか興味のないうちの息子のお気に入りは
「しょうぼうじどうしゃじぷた」でした。
