中央階段の先の “列柱ホール”は、ドーリア式の大きな柱でできている。
丁度結婚の写真撮影が行われていた。
天井が高く 広々としている。
天井の ところどころに円形の“ばら装飾”がある。
太陽やメドゥーサなどが 色とりどりのガラスや 破砕タイルで描かれている。
こんなに美しい市場だと 買い物も進むなあ。
この“列柱ホール”の上は
粉砕タイルや ガラスで飾られた110mもの広大なテラスのなっている。
計画では、“ギリシャ劇場”になる予定だったらしい。
美しく彩られたベンチは、丁度腰のあたりに滑らかな曲線があたり
マッサージをするがごとく 気持ちよくできている。
ぜひ、座って確かめてみてください。という。
なるほど~。
この「グエル公園」は丘の上にあるため、高低差があるのを利用して
3つの柱廊があり、それぞれ自然にマッチした 特色のある柱廊だ。
周りの木々の肌に合わせたり
木の曲がり具合に合わせたり
この柱には、頭に籠を乗せた女性が掘られており
“洗濯女の柱”と呼ばれている。
暑い日をよけたり、雨をよけたり…
通路の下に通路が…
丘の地形を壊すことなく 面白く生かして
街づくりをしているのがよくわかる。
カラフルな粉砕タイルやガラスは 廃物利用であり
日常使っている コーヒーカップ、ソーサーが粉砕されて
新たな模様として生かされているのに感心した。
時間が途方もなくかかっているなあ…
計画倒れになった後放置されていたが、今は観光客の訪れる 素晴らしい公園となっている。
役に立たないと言われたガウディーも 浮かばれるね。