30日(日)、登山イベントの仕事でお馴染みの三頭山(みとうさん・1524.5m(西峰)、東京都・山梨県)へ行きました。
登りは、昨秋と同じ山梨県側の鶴峠(875m)から。豊かな自然林が広がる尾根道の紅葉は昨年より遅く、標高約1000m~山頂付近まで楽しめました。※
下降気味の天候に追われるような山行でしたが、奥多摩や丹沢の峰々が雲海の中に浮かぶ姿も幻想的でした。
下山は、東京都側の檜原都民の森(1040m)へ。
※昨年の様子は、本ブログ2010年11月15日号「恵みの森林 秋から冬へ/三頭山」参照
・天候/曇り後あられ、雨
・行程/鶴峠9:00-三頭山西峰11:55/12:30-避難小屋12:45/13:00-石山の路-三頭大滝14:20/14:35-都民の森管理事務所14:55
標高1200m付近。
1300m付近。
ミズナラ、イヌブナ、コシアブラ、ヤマザクラ、各種カエデ類…尾根北(山梨県小菅村)側は東京都の水道水源林としても保護されており、自然度の高い天然林が魅力。
そして…
昨年もご紹介した三頭山屈指のブナ(橅/ブナ科)。
昨年は11月中旬に落葉していましたが、今年はまだ多くの葉を茂らせていました。
反対側からの図。胸高直径約1.5m、推定樹齢は200~300年。空に向かって大きく枝を広げる樹形も、見ごたえがあります。
1400m付近まで登ると…
雲海上に浮かぶ奥多摩の峰々が、神秘的でした。写真は北に連なる石尾根。そして南側には…
富士山(三頭山西峰より)。
しかもこの風景、登山中ほとんど変わることなく、参加者からは感嘆の声が上がっていました。私も、奥多摩でこのような風景に出会うのは初めて。同じ山でも、その年や季節ごとに、新しい出会いや発見があることを再認識しました
昨日の西峰の様子。樹々はまだ完全に落葉していませんでした。都民の森から登って来た登山者やハイカーで賑やか。気温13℃。
下山後、本日出逢ったカエデの仲間をおさらい(他の種類も混ざっていますが)。左上から反時計回りに…
ウリハダカエデ、ウリカエデ、アサノハカエデ、ハウチワカエデ、コミネカエデ、コハウチワカエデ、オオイタヤメイゲツ、ヒトツバカエデ、カジカエデの10種類。
ちなみに三頭山周辺では、日本に分布する27種類?(諸説あり)のうち19種類が確認されているそうです。
落差33m、三頭大滝の紅葉も見ごろを迎えていました。
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