10~11日、北アルプス/徳本峠(とくごうとうげ・2135m)のガイドを行いました。
個人ガイドや数馬の湯登山でお世話になっているEさん、Tさん、Nさん、Sさんご夫妻の計5名が参加。
※徳本峠の詳細は、本ブログ2013/8/15「歴史と静寂の道、徳本峠へ」参照
⇒http://shibuma.blog.ocn.ne.jp/blog/cat12316232/
10日、晴れのち曇り。
長野県松本市・島々谷川沿いの林道をタクシーで入り、標高約850mの最終ゲートから歩き始める。5:20の気温4℃。朝から身が引き締まる!
二股(930m)より…
島々谷南沢の登山道へ。
朝の冷気と深い森林(もり)に差し込む朝陽が、清々しい。
カツラ(桂/カツラ科)の落葉(黄葉)。
「砂糖醤油」の甘い香り…秋の訪れをひと足早く実感。
岩魚留ノ滝(1260m)。15℃。
力水(1820m)で元気をもらい…
13:15 徳本峠着。
期待した穂高方面の眺望(右奥)は、雲の中。
営業小屋としては日本で最も古い建物(大正12年~)といわれる徳本峠小屋・旧館。貸し切りで、泊めて頂きました。この貴重な体験が、混雑した小屋で静寂かつ快適な一夜に。感謝。
11日、晴れ。
5:30
5:40
5:45
徳本峠から望む穂高連峰の夜明け。これを見たくて、皆さん、頑張って登って来られました!前穂高岳(まえほたかだけ・3090.2m=右端)から続く鋭い岩峰群が、朝の光の中で刻一刻と目覚める。
日の出から朝食までの小一時間…
思わず、全員で見入ってしまいました。(笑)
7:15 徳本峠小屋発。8℃。
11:15 上高地(1505m)へ無事に下山。
「歴史と静寂の道」21kmにはちょっぴり困難もありましたが、天候に恵まれて、「最高の山岳景観」ともじっくり向き合えた二日間。Eさん、Tさん、Nさん、Sさんご夫妻、大変お疲れさまでした。
徳本峠直下で出逢った…
ヒカリゴケ(光苔/ヒカリゴケ科=真ん中やや左)
レンズ状の細胞が、陽光を反射して金緑色(エメラルド色)に光る。
そこから1段下りて木道に…の、その1段が、その1歩が、物凄く恐かった…。段差が少しあるし、苔が…。
思わずしぶやさんの顔を見ちゃったけど…(^_^;
どうしようかと…。
滑って落ちるの覚悟で1段下りたら大丈夫そうだったから、逃げるように、一気に渡ったけど…。
「恐かった、恐かった、恐かった。」って騒いででしまった…。
良かった~(TーT)って。
(笑)
でも、また歩きたいルートです。もっと、秋深くなったらとか他にも歩きたい人、若干知ってるし…。(^^)
あの橋がスリップできずに歩けたら、「上半身を揺らさない」「斜面に鉛直方向に立つ」「フラットフッティング」など、基本的な歩行技術が身についているということだと思います。おめでとうございます!(笑)そして、お疲れさまでした。
徳本峠、季節を変えてぜひ訪れたいですね。
30数年ぶりに再び立った徳本峠は、感慨深いものでした。
あの時の記憶に穂高の山並みはまったくありませんが(笑)、おにぎりをほおばる視線の左に廃屋はしっかりと残っていました。 まさかその小屋に泊まる事になるとは・・・
しかも、ウエストンが歩いた同じ道を8時間も歩いて(涙涙)
上高地が大好きで始めた山登り、一度は歩きたかったコースです。 自分の足で上高地に立ちたかった。
長丁場でどうなる事かと不安もありましたが、昨年秋から毎月、数馬の湯の登山とハイキングで渋谷さんに鍛えて頂き、無事に楽しく歩き通す事が出来ました。 細やかなガイドをありがとうございました。
徳本峠小屋も、また泊まりたくなる素敵な小屋でした。
「あの橋」では、足がすくむのはこういう事かと初めて体験! 今日からまた真面目に筋トレ再開です。
自分の体力・山力を上げれば、もっともっと山を楽しめる事を体感した今年の夏。
感動の山旅をありがとうございました。
徳本峠では大変お世話になりました。私も、蒼ざめた左ききさん(笑)の、30数年ぶりの徳本峠にご一緒できたことを光栄に思います。
体力・技術ともに、確実にステップアップされていますね~明神への道すがらお話しさせていただいたこと、日々のトレーニングを欠かさず「常に自分で考え、判断する」経験を積み重ねてくださいね。そうすればいつか必ず、あの徳本峠から望んだ穂高の稜線を歩くことができる日が訪れると思いますよ!