本日、西多摩郡 檜原村(ひのはらむら)のとある場所で、珍しい植物に出逢いました。
といっても、調べてみると、日本全国に分布しているようで特に貴重というわけではないようですが…仕事場である檜原村のことは少しは知っているつもりの私でしたが、よく訪れるこの場所で、この植物にお目にかかったのは初めて。
・太い筒型で上下2唇に分かれた花冠
・上唇は反り返って先端が浅く2裂
・下唇は大きく横に広がり浅く3裂
・葉は対生、三角状卵形で羽状に裂ける
・全体にやわらかな腺毛が密生
(「野に咲く花」山と渓谷社より)
などの特徴から…
コシオガマ(小塩竃/ゴマノハグサ科)と同定しました。
日当たりのよい草地に生える一年草。半寄生ということですから、他の植物の根に寄生して水や養分をもらいながら光合成を行い、生長します。
・一年草であること(開花・結実しないと翌年は見られない)
・宿主となる植物の存在など、条件がそろわないと生育できない種類であること
・本来の生息環境が山ではなく「野」であること
などから、なかなか見られなかったのかもしれません。
シオガマの仲間は「花も葉も美しい」種類が多いだけに、かなり幸運な出逢いに思えて来ました。(笑)
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