仕事中の昨日14:46、奥多摩の浅間嶺(せんげんれい・903m、西多摩郡檜原村)から下山中のことでした。
同僚が「地震!」と声を上げました。ゆったりとした横揺れが、30秒ほど続いたでしょうか(私たちが気づく前から揺れていたはずなので、実際はまだ長かったと思われます)。反射的に、倒木や頭上の樹々からの落枝を警戒。尾を引くような、イヤな感じの揺れに足を踏ん張りながら、私の頭には、1995/1/17の阪神・淡路大震災の記憶が甦りました。
関東地方は地震が多い?(主観ですが…)ため慣れていたのですが、今回は、当時広島で感じた揺れにそっくりに思えました。「深刻な被害にならなければ良いけど…」と気にかけながら下山。そこで地元の人から、「三陸沖が震源で津波被害がかなり出ている」と聞かされました。そして帰路、都内の鉄道が全面ストップしていたことから初めて、事の重大さを実感したのです。
地震の規模や被害については、現在各テレビ局が逐一報道しています。ちなみに、檜原村・あきる野市周辺で震度4。これを書いている今も、余震らしきものが続いています。
建物スレスレにホバリングするヘリコプターとホイスト下降する救助隊員たち-警察や消防、自衛隊などによる懸命の救助活動が続いています。一刻も早く、一人でも多くの被害者が救出されること、そしてこれ以上被害が広がらないことを祈るばかりです。同時にこの映像を見ていると、「救助隊員たちもどうかご無事で」と願わずにはおられません。
最近、山岳救助における二重遭難が続いています。2009穂高と2010奥秩父の救助ヘリ墜落、そして今年2/28に発生した富山県警山岳警備隊の剱岳訓練中の雪崩遭難では、1週間以上経っても、自然の猛威に阻まれて救出できない心肺停止の隊員がいたとのこと。
「警察・消防は、大規模災害の訓練的な位置づけの意味もあり山岳救助に協力的」と聞いたことがあります。それだけに、上記のような遭難が続く事態に胸が痛みます。厳しい状況の中で、危険に身をさらし、神経をすり減らしながら救助活動と訓練に臨む隊員たち。仕事とはいえ、今回も大地震という自然が相手だけに、何が起こるか予測不可能です。
一人の犠牲者も出すことなく任務を遂行してほしい、と願っています。
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「未曾有の激震」と言われ、「未曾有の大災害」と言われた阪神大震災を経験しましたが、今回の災害はあまりの惨状に目を覆うばかりです。
ひとりでも多くの方の命が守られますように。
救助や捜索、復旧に関わる方々がご無事でその任務を遂行できますように。
今、いつもと変わらぬ暮らしの中にいて、できることは祈ることだけです。
富山県警山岳警備隊の方も・・・
まだ現場にいらっしゃるのでしょうか。
その後報道がなにもないので。。。
そうですよね、にゃみにゃみさんは阪神大震災をリアルタイムで体験されているんですよね。
前回は一極集中的、今回は東日本のほぼ全域という広範囲での「未曾有の大災害」。文明が進んでも、「自然の力には敵わない」ことを改めて見せつけられた気がします。
まだ被害の全貌が明らかになっていないのは気にかかりますが、「災害伝言ダイヤル」「避難所の開放と誘導」「迅速な救助活動や救援物資」などの面では、前回の教訓が活かされているとも感じました。人間も、がんばっています。
救助のお手伝いはできないかもしれませんが、自分たちにも何かできることはないか…と、考える今日この頃です。