18~19日、仕事の下見を兼ねて八ヶ岳/権現岳(ごんげんだけ・2715m)~赤岳(あかだけ・2899.2m)へ。
18日。
8:05 山梨県北杜市・観音平(かんのんだいら・1560m)から入山。
曇り、気温5℃。
平日にもかかわらず、駐車場を埋める自家用車の多さにびっくり…!
雲海展望台(1880m)。紅葉がいい感じ。
こちらは、雲海に浮かぶ富士。
八ヶ岳らしいシラビソやコメツガ、そしてコケの美しい森林(もり)を抜け…
10:15 青年小屋(2380m)へ。
この辺りまでは青空が覗き、気温11℃も快適。
念のためヘルメットを装着し…
ギボシ(左上)~権現岳(右上)を目指す。
権現岳山頂(右上)と富士山。
北には…
キレット越しに、目指す赤岳(右上)と阿弥陀岳(あみだだけ・2805m=左上)が高い。
61段のゲンジー梯子(下)が、キレット入口。
標高2450m、最低コルに建つキレット小屋(今シーズンの営業は終了)まで下降。後方は天狗尾根(てんぐおね)。
赤岳へ向けて、急な岩場を登り返す。この比差450mが結構きつい。
晩秋の岩稜を彩るのは…
シラタマノキ(白玉の木/ツツジ科)や…
ナナカマドの赤い果実など、ごく僅か。
14:10 赤岳山頂。6℃。
若者を中心に、10人ほどの登山者の姿。この後も続々と。
来し方権現岳(真ん中)を振り返ると、その奥に雲上の南アルプスが幻想的でした。
この日は、行者小屋(2340m)まで下り…
ツェルト(簡易テント)泊。
きちんと張ると、二人用でも5~6名は入れます。
今回は、シュラフ(寝袋)なし。着の身着のまま、装備品のすべてを駆使して一夜を過ごしましたが、寒くてほとんど眠れず…夜半からは雨の音も。
19日。
朝5:00 ツェルト内の気温は1℃。ふと外を見上げると…
雪化粧した峰々(横岳=上、赤岳=下)!
行者小屋によると「初冠雪」とのこと。どうりで…冷え込むわけです。(苦笑)
八ヶ岳に、冬の便りが届きました。
8:50 長野県茅野市・美濃戸口(1490m)へ下山。
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「着の身着のまま、装備品のすべてを駆使して一夜を過ごし…」 って、まるで耐久レースみたいですね。
でも、緊急時の対応のために、こういうトレーニングも必要かと思います。
私のツェルトは、HERITAGE製の二人用です。といっても、十数年前?のもので収納時に小さくならないので、実はF社のコンパクトなものに買い換えたいと思っているところです。
そう、「普段できないことは、緊急時にはできない」ですよね。(笑)
それにしても、早朝のツェルト内の気温が1℃でしたか。 吐く息も凍りそうですね。
去年も今年も異常気象で、秋がなくて いきなり初冬の到来という感じがしますが、果たして、今年の山々の紅葉は如何に…?
ご自分のツェルトでぜひ試してみてください。一人用でもきちんと張れば、座った状態で3~4人は入れると思いますよ。
今年の紅葉、中部山岳などの印象ではなかなか良い?奥多摩も楽しみです。