30日、西多摩郡檜原村・数馬の湯の「温泉登山」で、奥多摩/刈寄山(かりよせやま・687m)-市道山(いちみちやま・795.1m)のガイドを行いました。
刈寄山と市道山は、臼杵山(うすぎさん・842.1m)とともに戸倉三山(とくらさんざん)と呼ばれている。檜原村とあきる野市、八王子市にまたがり、かつては木材や薪炭の供給地として利用されていたという。秋川水系・盆堀川(ぼんぼりがわ)源流部を馬蹄形に囲むこの三山縦走は、奥多摩の登山入門コースとして紹介されることが多いが、実際は、距離・標高差に加えてアップダウンもあり、意外に歩きごたえがある。
標高が低く積雪量も少ないため、歩くなら(暑い夏よりも)冬季がおススメ!-ということで設定した、2013年第1回目の温泉登山。
9:10 登山口のあきる野市・刈寄林道終点(350m=国土地理院地形図より、以下同)。
北側のため、周囲には1月中旬に降った雪が凍結。いきなり軽アイゼンを装着してのスタート。気温0℃。
しかし積雪はすぐに消え、尾根への取り付きでアイゼンを外す。
山頂直下で再び雪。こちらも踏み固められており、キックステップ(雪面に靴のエッジを蹴り込みステップを作りながら登ること)で通過。
10:20 刈寄山。9℃。日差しが快適。
市道山へ縦走開始。
計17?もの小ピークを越え、巻き…
雪の斜面を登り返し…
13:20 市道山山頂へ。10℃。
縦走途中の皆伐地から北面を望む。手前右から、臼杵山、三角錐の美しい御前山(ごぜんやま・1405m)、はるか左奥には雲取山(くもとりやま・2017.1m)の姿も。
14:55 ほぼ予定通り檜原村・笹平(ささだいら・330m) へ下山。
入山前、雪の量や状態によってはかなりの時間がかかることを想定。アイゼンの着脱も三回に上り手間のかかる行程でしたが、参加者の皆さんの足が揃っていたことにも助けられ、長丁場を順調にこなすことができました。
お疲れさまでした!
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