gooブログはじめました!散歩写真の達人 石ちゃんのフォトエッセイ ーーー30年の私写真散歩 少しずつお見せしましょう。

「東京原色図鑑」散歩とスナップ写真1万点。
80年代の東京も。大好きな写真家に、濱谷浩、石元泰博、森山大道氏等。

カメ漫だらだら石ちゃん散歩 youtube、こんなことも面白いしある一言で・・・刺激になるなあ。

2020年10月07日 | 散歩 余暇 趣味 健康 デジカメ
数回、you tube  で、こんな投稿を見た。
外国からいま日本に来ている方たちに、和食を食事していただいてその様子を動画にとって公開して・・・というまあ、考え付くのは誰でもできるかもしれないが実行するのは大変であると思う、そんな動画をいくつか見ていて、ある言葉にハッとさせられた。

それは、すき焼きの有名なお店で、浅草にあるお店という事でしたが、有る時の招かれた外国からのお客さん、まあその番組のゲストですね、の一人が、明治に建てられたお店で、と聞いて、こういうう風につぶやいたのである。
「漱石もきたことがあるのかなあ?」
「鴎外もきたことがあるのかな?」

ハッとしましたね。
日本文学に相当造詣のある方と見た。

多くの食事に招かれる外国からの女性は、また男性でもだが、なぜ日本に興味を持つに至ったか、またなぜ日本に来るようになったのかの質問に答えて曰く、日本のアニメが好きだったから、とか日本の漫画が好きだったから日本に興味を持ったという。

漱石がその有名なすき焼き店に来たことがあったのだろうかとか、鴎外も、もしかして、・・・などと考えたことなど自慢じゃアないがぼくは一度もない。そして漱石も鴎外ももしかして、来ている可能性はあるのじゃなかろうか??
日本の文学史上で重要な作家である漱石と鴎外。
そこに着目してしまうというのが凄いよねえ。

たしか漱石は、落語の 小さん、3代目と思う、が大好きだったと聞く。で、ぼくも小さんは、大好きな落語家でした。5代目ですけれども。(ある時、新宿の寄席に行って、帰りに喫茶店によったら、あの丸いお顔の小さんがやっぱりぼくと同じようにちょこんと椅子に座って珈琲を飲んでいるのであった。)こういうときって話しかけてはいけないのだとぼくはいつも思っているし、事実話しかけたかったけれども、話しかけなかったなあ。閑話休題・・・

考えたら木造の、その有名なすき焼き店にぼくも大昔、というのは30年近く前に行ったことがあったのを思いだした。
それまで肉を食べる事がないといってもいいほどの日本人の食生活を、すき焼というスタイルで、生卵で肉をいただくという独特の食べ方をあみ出した日本人の近代化の知恵にも彼ら多くの海外からのお客様方は感動もするようなのでありました。しかしこの石めはそんなこと何にも考えたことがなかったですよ。

フォト・文 石郷岡まさを