ううむ、サムイ。結構、嗚呼この人旅に出てこられたんだねぇという人もちらほらみられた。
ゴチャットと団体で旅に出てこられたんかいというグループも見られました。コロナさえ早く収まってくれれば一番いいんだけれども。お金の余裕のある人はそして連休ともなれば、つい旅に出たくもなるよねえ、こんな状況でなければ。
Gotoトラベルなどを企画し、観光旅行社の苦境を助けようという事自体は悪くはない。ただし、膨大な予算の事務経費がちょっと高すぎるんじゃありませんか。某大手代理店が大いに、がっぽりともうかるんだろうか、そんな噂もあるようだ。
さて、面白い本を買った。貧乏で節約を旨としているぼくにとっても、生活を楽しみたい。今読みかけの本があるというのに、本を2冊買った。
読みだした。
面白い。
めっちゃくちゃ面白い本に巡り合えたのだ。
黒井千次著 「老いのゆくえ」中公新書
この作家は長いこと純文学で活躍された方であろう、その作家の老いてのエッセイである。もう半分も読み終えた、すっかり、嗚呼いい本に巡り合えたなあという思いであります。老いるという事の実相が、純文学の作家のキャリアから来るのか、実に正確で斬新なエッセイ集になったいる。ううん、唸る。共感しつつ、半ば笑いながら読み進めた。この作家のエッセイをもっともっと読みたいと思ったら、シリーズで他にも2冊出ている。いずれも売れているのか、これなら売れますよ。愉しいし自分の老いを生きることについて、学べるし共感もできそうだ。
読売新聞に連載されていたんだね。今時、本は売れませんよ、そんな中でぼくの買い求めた本は4刷も。これは良い本を知った。初めて老いをこのように書いた本を見る。たいていは、・・・いや止そう。ぼくはこの方のこの本が大好きになった、それだけで十分だ。
付け加えますと、ぼくは絶対に図書館で本を借りたりしない。作家に対して労作に対して、フィーをお支払いするのでなければ失礼だと思うからでもある。大体、ぼくの体験によれば、図書館の本って、本を丁寧に扱う人が少なすぎるのではありませんか。図書館は、公的な資金で運営するのならもっと、その街の郷土史とか、もっともっと埋もれた本をこそ収集するべきである。歌やら芸能人の人気コンクールじゃああるまいに、あまりにも安っぽい「注文」に応じすぎやしませんか?それが感じられないから図書館を使わなくなりました。本つくりにちょっとかかわったことでもあり、本は、少なくもぼくの気に入った本は、石郷岡まさおの蔵書として大切にとっておきたいのです。( もちろん買ったが、ぼくの蔵書にはならなかったという本も多数ありますよ。)
フォト・文 石郷岡まさお
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます