まさおレポート

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原色の鳥が目前をよぎった

2011-02-20 | バリ島 街の風景・海辺の風景・山の風景

バリの鳥は地味なものがほとんどだと書いたら、それを否定するように、たった今水平線のかなたを眺めている視界を、原色の鳥が眼前を飛び来たって去った。漆黒をベースに赤と青の横ストライプが入っていた。セキセイインコ程度の大きさで、もちろんバリでも初めての色鮮やかな鳥だった。なんという鳥なのだろう、ほれぼれするほど見事な色調だった。

雑踏のなかや電車の中でハッとするほど印象的な顔や姿に出会うことが極めて稀にあるが、宇宙空間で彗星が一瞬出会うように2度と再び出会うことは無い。今の原色の鳥との出会いはそれに近い。動物園や鳥類園ではなく、こんな自然な形でこの鳥を再び見ることは恐らくないだろうと思うほどに、なんだか懐かしくて、無理とわかっていながらもう一度飛来してきてほしいと思う。

何回も起きる出来事か、滅多に起きないことなのかは、かつては分からなかった。珍しいものや感動的な事柄など、またそのうちに起きるだろうと思っていた。しかしようやく、そんなことは滅多に起きないということがわかってきた。


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