まさおレポート

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旅のリスク2 雪隠詰め 鉄道やバスのトイレはドアの具合をよくチェックしてから入りましょう

2007-04-05 | 紀行 マチュピチュ・ボリビア・ペルー

旅のリスク その2

旅のリスクは体調不良だけではない。乗り物にも思わぬ危険が潜んでいる。それは雪隠詰め。

ペルーのプーノからクスコへのバスでの出来事。バスが出発してから一時間くらい経ち、尿意を催し一階にあるトイレに行った。ドアを開けるのもかなり力を入れないと開かない。一見なかからロックしているのかと思ったくらいに固いが、とにかく開いた。中に入るとほとんど身動きできないくらい狭い。ドアを閉めて放出し気持ちよく出ようとするとなんとドアが開かない。ロックがかかったのかとチェックしてもその形跡はない。10回以上思い切り力をいれてトッテを引いてみても開かない。

バスは快調にすっ飛ばしていく。トイレの小窓から外の景色が見えるので不安はないが、こんなところで1,2時間閉じ込められるのは勘弁してほしい。ドアをこぶしの側面でがんがんたたいてみるがバスのエンジン音でまったく聞こえないみたいだ。外からの応答反応が無い。狭い空間で力が入らないが、もう一度全力でドアを引いてみるが、トッテが半分壊れているので力が均一にかからないため、よじれたようになり、そのために開かないのだ。

こうなれば仕方が無い。ドアをたたき続けるしかないと思い定め、ガンガンとやること10分余り(と本人は感じたが)、外からなにやら相方の声が聞こえるではないか。これほど相方の声が待ち遠しかったことは無い。しかし、騒音のために何を言ってるのかよくわからない。とにかくバスをとめろと叫ぶとようやくバスがとまった。

車掌がロックを外せとか言っているが、そんなものはとっくに外れている、いや最初からロックなんかしていない。ようやくバスのドライバーと一緒になってドアが開いた。外にでると、一階のおばさんたちが一斉に笑いながら拍手だ。笑い事じゃないぜと内心は思いながら、「ベリー デンジャラス!」と救出第一声を叫ぶ。われながら変な英語だが、たまりにたまった鬱憤は大声で叫びでもしないと発散できないものね。

これは「まさに文字どおり雪隠詰めだ」と20以上年の離れた相方にいったら、きょとんとしている。そうか雪隠詰めはもはや死語か。

次の休憩でバスを降り、バスの車体をよくみると、FIRST CLASS と社名ロゴが入っている。これには苦笑するほかなかったね。

皆さん 鉄道やバスのトイレはドアの具合をよくチェックしてから入りましょう。


2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
はじめまして (まだまだ現役)
2007-04-05 19:11:11
まさに雪隠での雪隠詰でしたね。
私もこれからは、トイレの具合は必ずチェックしたいと思いました。
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Unknown (MASAO)
2007-04-05 20:43:46
まだまだ現役さま

特に一人旅のときは、絶対にチェックを。
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