シンガポール航空のエアバスA380で成田まで飛んだ。巨大な機体と座席数に見入ってしまった。気流の関係にもよるのだろうが機体が大きいせいで揺れが少ない気がした。小さな揺れはあるがドカンと落ちる揺れは一度もなかった。かつて４５年前にパリに行った時にはトンネルの中にいるような轟音に悩まされたが今回の飛行は実に静かで半世紀の間の進歩は隔世の感がある。機内の温度調節もいつも寒く感じるのだがこのA380は快適でよかった。シンガポールー成田間が５時間５０分というのも速度が速くなっているせいだろう。７時間以上かかっていたと記憶している。
暑いバリから東京は寒いと覚悟してきたが成田のバス乗り場ではアルパカのカーディガンと厚くないジャンパーコートで充分だった。しかし我が家に帰ってから夜が更けてくると半端でない寒さだ。羽毛布団２枚重ねでくるまり床暖房にオイルヒータ全開でようやくしのげる。トイレに行くために廊下にでると実に寒い。体が日本の冬を忘れてしまって夏仕様になっているのがよくわかる。
昼食は牛丼定食、夕食はかつ丼にかけそばと日本の味を堪能している。
今回はフライトの都合でシンガポールチャンギ空港に７時間ほど待ち合わせしたがインタネット利用客への気配りが凄い。いたるところに電源セットつきのソファが用意されていてフリーWIFIが使える。おかげで一仕事でき時間を持て余すということがなかった。