まさおレポート

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バリの風景 健康・病院

2016-03-21 | バリ島 地震・事件・病気・イベント・危機管理

February 28, 2009

バリ人はめったに医者に行かない 2009-06-24
我が家に毎日出入りして、子守から料理あるいは買い物やドライバーなどなにかと手伝いをしてくれるバグースが昨日浮かない顔をしている。歯が痛くてものが噛めない。さらに左足の甲の一部が腫れている。

どうしたのかと聞くと、朝起きたら腫れていたと言う。医者に行ったのかと聞くと医療費が高いので行かないと言う。この台詞は以前にも多くの人から聞いた。翌日は仕事がオフなのでただひたすら寝て直すのだと言う。

私の両親も医者にはほとんど行かなかった。父は晩年に倒れて初めて医者にかかったのではないか。母も晩年に医者が来て脈を取ろうとしたら手を払いのけるくらい医者嫌いだった。このあたり共通する感覚なのだろう。

もう一人我が家によく出入りするマッサージのアユも2年前に病気をしてあちこちの病院に入院して、そのときの借金をまだ返済中だという。

バリにもかなり大きな病院がいくつかあり、さらには外国人むけの病院も中規模なのが車で15分の距離に2つある。しかしバリ人でかかれるのは限られた人々のようだ。

飲み水 2009-06-28
ビラでは19リットル入りの飲料水を備え付けの給水器にセットして利用している。ガロンボトルというらしいが、この水があまり旨くない。なんだか沼くさい。出入りしているバグースも同感らしく、「スメル」といって顔をしかめた。在住の日本人に尋ねたところ、NONMINというブランドが有害物質も無く、味もよいらしい。なんでも日本人の医者が水質検査をして合格したのがこのNONMINと他1社のものだったらしい。

電話番号を聞いてバグースに掛けてもらったところ、10ガロン単位なら届けるという。一本130円だがボトルが高い。デポジットとして2000円を払ったら10本届けるというのでお願いした。

この水はキンタマーニの山で採取するという。早速飲んでみるとなかなかいける。旨い。もっと早く知ればよかった。しかし、10ガロンをリビングに置くと場所をとって困るという問題もある。

バリで蕁麻疹 2010-01-29

10月頃から蕁麻疹に悩まされていた。原因がはっきりすれば対策のしようもあるのだが、皆目見当がつかないままに治ってしまった。3ヵ月ほどかかった事になる。蕁麻疹はある日、突如として始まった。夕方から夜にかけて、下半身を中心に痒くなり出し、蕁麻疹特有の発疹がでて、明け方まで眠れなかった。

昼間はそれでもかなり痒みが引くのであまり気にしてもしょうがない、母がよく口にしていた「日にち薬」・・・回復にはひたすら身体の治癒力に期待し、日にちをかけて直すこと・・・かと考え、水を大量に飲んでみたり、椰子のジュースを飲んでみたりといろいろ試したが、一向に良くならない。ベビーシッタがなにやら怪しげな水をコップにいれてもってきて飲めと言う。なんだと聞くと、我が家の飲料用水に祈りを込めたのだという。まあ飲料水だからいいかと飲んでみたが、もとより信じていないので効くはずもない。ネットでいろいろ調べてみても、蕁麻疹は現時点で原因不明だという。病院へ行けと何人かに言われたが、薬で治るはずが無いと思うのでいかない。ステロイドなど平気で処方する土地柄だからこちらに有る程度の覚悟がないと行けない。

我が家に出入りする日本人に蕁麻疹で困っているというと、彼の奥さんもバリに来てから蕁麻疹に悩まされていたが、3ヵ月ほどで治ったという。とすると、バリでは何か蕁麻疹を発症させる原因があるのではないか。

原因をいろいろ探ってみたがいずれも決定打を欠く。
1.飲み水説 家族全員が同じ水を飲んでいるので、私一人が発症するのはおかしい。
2.食べ物 これまた、同じものを食べており、私固有のものと言えば、バリのローカルビールであるビンタンビールと、これまたインドネシア原産のトラジャコーヒーだが、快癒してからも飲んでいるので、一応白だろう。(身体が適応したとの考えもあるが。)
3.魚説 ジンバランで買ってきてもらったスナッパー(鯛の一種)をよくバーベキューセットで焼いて食べるので、これがあやしいというバリ人もいたが、現在も食べており、何ともなく一応白だろう。
4.椅子の塗料・ニス説 ある日、椅子に座ってパソコンにむかっていると、膝の裏側が妙に痛がゆい感覚を覚えた。その部分に汗をかいており、密着している膝裏の肌の部分に蕁麻疹が出ている。これがどうも一番怪しそうだ。短パンで汗をかきながら長時間座っているのは私しかいない。蕁麻疹の最もひどい部分はこの膝裏部分だ。椅子もテーブルも肌に触れるとニチャッとしたへばりつくような感覚がある。どうもこいつが犯人ではないか。傍証として、最近の事だが、連れ合いも短パンで汗をかいたまま椅子に座っていると蕁麻疹が出た。

現在の容疑者は椅子のニス・塗料説です。バリで、あるいは海外で長時間椅子に短パンで座る方は一応頭に置いておかれては。

デング熱対策にカユプティを塗る事に 2010-03-14

バリではデング熱が流行っていて病院のベッド数が足りないくらいだとか。我が家でも対策を講じることに。ミントの香がきらいなのでハッカ油かもしくはこちらで安価に手に入るカユプティを身体に塗ると予防になるという。

カユプティはマッサージのアユが常用していたもので香には慣れており、身体も馴染んでいる。しかもどこでも売っている国民常備薬だという。肩こりから風邪や腹痛にまで効くそうだ。もっとも昔は味の素も薬として用いられた事もあるのであんまり信用するわけにはいかないが。蚊の防止には効きそうなので早速これを身体に塗ってみた。さてどうなるだろう。

カユプティ 2010-10-10

胸のあたりの一部に直径5センチ大で真菌が巣くっている。汗をかくとひどくなる。かゆくも痛くもないがその部分だけが赤くなり、見てくれがわるい。気が付いたときに市販の軟膏をつけると多少赤みが収まる。そのうち忘れてまたぶり返すことの繰り返しで優に10年以上が経った。

先週なにげなくカユプティとうバリではどこでもだれでも使っている塗り薬を擦り込んでみた。すると数日後長年頑強にでていかなかった真菌どもがいなくなったのか、件のあたりの皮膚が正常な色に戻っている。以前の市販の軟膏では何日も続けると色が薄くなるが、よくみるとうっすらと赤みが残っていた。今回はその痕跡もない。まだまだ油断はできないがこれはかなり期待できる効果だ。

ペットボトルをうんと小型にした容器にうっすらと緑色の液体で、やや癖のある臭いだが嫌な臭いではない。アロマセラピーにもマイナーな存在ながら使われるらしい。筋肉痛やねんざには塗ってマッサージをするとよく、蚊や虫刺されにもよく、足などに擦り込んでおくと蚊がよってこない。のどが痛いときにはのどに、気管支の調子が悪い時には香りを嗅ぐとよいというタイガーバーム的な万能薬だ。日本で有名なEM菌をもとにしたボカシという民間薬もこちらでは有名だがこの中にも4%カユプティが含まれている。これは特別に体が疲れた時のとっておきのマッサージオイルで、かつてよくお願いしていたアユが一度持ってきてマッサージをしてくれた。普通のマッサージオイルに比べて高いのでそうしょっちゅうは使えないのだ。

ユーカリと同じ種にぞくするフトモモ科の樹の枝や葉から蒸留してとれるものだという。ユーカリはコアラの主食として有名だが青酸毒をもつ。このカユプティもその種の毒を持っているのかもしれないが毒は使い方で強力な薬にもなる。

コアラとユーカリの関係をウェブで調べていて、何のためにあるのかわからない代名詞にもなっている盲腸の役割を理解した。コアラの盲腸はユーカリの毒を分解するバクテリアの貯蔵庫なのだ。ということは人間もかつては盲腸の中にある種の毒素を分解するバクテリアを貯蔵していたという推測は成り立つ。あるいはどんぐりの毒を分解していたのかとか根拠のない飛躍を楽しめる。




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