国立詫間電波高校の旧寮歌 気はずかしくなるほどの純な詞だが、しかし50数年ぶりに眺めてみると実に感に堪えない名曲だと思う。
1.波静かなる瀬戸内の
きしべに匂う桜花
望みは遠く海越えて
夕べの星と輝きぬ
2.北斗は遠くまたたきて
粟島かすむ夕まぐれ
命の限り憧れの
さめても後の流れ星
3.我が憧れをたとおれば
宵の潮路のなおはるか
エデンの園に影うつす
平和の神に抱かれて
4.故里遠く離れ来し
堅き結びの友がきよ
渚にくだく月あおぎ
語り明かさんこの一夜
5.ああ若き日の今は行く
三年の春も夢のごと
散りゆく花のひとひらに
多感の遊子想いあり
無名の作者は一体誰なのだろう。