詫間電波高校の毎年恒例の同窓会で神田神保町の集まりに出かけた。いつのも如く昔ばなしに花がさくのだが、そして何回も聞く話もあるが初めて聞く新鮮なエピソードも飛び出す。
微分積分学を教えていた大塚先生は高浜虚子の弟子だったという。これは初めて聞く話で面白い。この授業は渡辺孫一郎の教え子である大塚先生が大学で用いる微分積分学を用いてとても高校レベルではない授業を講義した。定年後に香川県に帰ったのだろうか非常勤講師風に講義に来ていた。風格のある先生だった。
1992年に通信士が衛生通信GMDSSの採用で船舶で不要になった。多くの同窓が転職を余儀なくされたという。1992年といえば44歳くらいかな、第一級無線通信士はこの当時のこの高校ではエリートコースだったのだがこの歳で士官待遇の仕事をお払い箱になったのだからそれは辛いよね。
せっかく来たのだから神田の古本屋を少し覗いた。古い映画のパンフレットが店頭に置いてあり五百円から四千円など大きな幅がある。一体どうやって値付けをするのだろうと不思議がりながら帰宅した。