まさおレポート

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武漢ウイルス研究所流出疑惑へようやく本格的な追及が

2021-06-06 | 日常の風景・ニュース

この報道により世界は中国に対して大きく見方を変えるのではないか。いよいよ疑惑追及が始まった。極めて重要な報道であり、しかもこの追及が素人集団であることが凄い。

トランプは1000兆円以上もの賠償を要求しているが、世界が束になって追及を始めるとそんなものでは済まなくなる。中国共産党崩壊の序章となるかもしれない。

ワシントンポストがファウチの2020年3~4月のメール(866頁)を入手し新型コロナウイルスがHIV遺伝子と同じゲノム構造を持つとしたインド人科学者らの論文の扱いを相談をしていたことが明らかになった。ファウチゲートも追及が始まった。
いずれにしてもまだ確たることはわかっていない。たんなる疑惑が根拠を得た疑惑となった。

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2021/06/2-361.php

の要約メモです。



Newsweekは2020年4月、武漢ウイルス研究所(WIV)はウイルスの病原性や感染性を強める「機能獲得型」研究を行なっており、ここから流出した可能性も否定できないと報道した。

従来陰謀説が主流を占めてきたが、今回初めて真正面から流出疑惑を取り上げている。極めて注目すべき記事だ。

世界は中国に対して本格的な疑惑解明に乗り出す十分な根拠を得たのではないか。


武漢の研究所が長年、コウモリのいる洞窟で何種類ものコロナウイルスを収集してきたこと。その多くは2012年にSARS(重症急性呼吸器症候群)のような症状を起こして3人の鉱山労働者が死亡した銅鉱山で見つかったもので、新型コロナと最も近縁なウイルスもそこに含まれるとみられている。

研究所が発生源ではない可能性も十分にある。しかしDRASTICが集めた証拠は本格的な捜査を行うに足る理由がある

また、武漢の研究所はこれらのウイルスを使ってさまざまな実験を行なっていたが、安全管理はお粗末で、曝露や流出の危険性があったことも明らかになった。研究所も中国政府もこうした活動を外部に知られないよう、ひた隠しにしていた。

新型コロナの発生源とされた武漢の華南海鮮市場で最初の集団感染が起きるよりも何週間も前に、既に感染者が発生していたことも分かった。

これらのいずれも、研究所流出説を裏付ける決定的な証拠とは言えない。研究所が発生源ではない可能性も十分にある。しかしDRASTICが集めた証拠は、検察官の言う「相当な理由」にはなる。


ダザックは他の26人の科学者と連名で2020年2月19日、医学誌ランセットで公開書簡を発表。「新型コロナウイルス 感染症が自然な発生源を持たないことを示唆する陰謀論を、私たちは断固として非難する」


 

石正麗が2月3日に科学誌ネイチャーで発表したウイルスRaTG13の起源は曖昧で、中国南部の雲南省に生息するコウモリから以前検出されたと述べるだけ。

デイギンは新型コロナウイルスはRaTG13などを調べていて遺伝子を混ぜ合わせたりする過程で生まれた可能性があるのではと考えた。

シーカーはデイギンの説をレディットに投稿するとすぐに彼のアカウントは永久凍結された。

ロッサーナ・セグレト(米インスブルック大学の微生物学者)新型コロナウイルスの起源が動物という通説に疑問。

シーカーは6人ほどの参加者でインターネットや武漢ウイルス研究所の過去の論文を調べた。

RaTG13の遺伝子配列は石正麗が何年も前に武漢ウイルス研究所で雲南省のコウモリから発見したウイルスの遺伝子コードだった。

DRASTICチームはRaTG13は雲南省の墨江八二族自治県にある鉱山の坑道で発見されたウイルスだと断定した。

DRASTICはこれが、ヒトが新型コロナウイルスの始祖ウイルス(おそらくRaTG13かそれに類似したウイルス)に感染した初めての症例だったのではと。


石正麗はこの銅鉱山の一件とRaTG13を関連づけることは論文の中でも触れていない、作業員たちは洞窟の中の「真菌(カビ)」が原因で死亡したと主張した。

鉱山労働者を死に追いやったのはSARSウイルスに似たウイルスで研究所は何らかの理由でそれを隠そうとしているのではないかと、彼らは考えた。

中国のCNKI(中国学術文献オンラインサービス)を見つけ昆明医科大学の院生が2013年に提出した60ページに及ぶ修士論文シナキクガシラコウモリ、あるいはその他のコウモリ由来のSARSのようなコロナウイルスが疑わしいと。

中国疾病対策予防センターの博士研究員の論文 鉱山労働者のうち4人はSARSウイルスに似たウイルスの抗体検査で陽性だったことや検査結果は全て、武漢の研究所に報告されていた。


2012年にSARSウイルスに似たウイルスが見つかり、その事実が隠蔽され、武漢の研究所が問題の鉱山からさらにサンプルを採取して持ち帰るためにスタッフを派遣したのだとすれば、これは一大スクープだ。

イギリスではサンデー・タイムズが特集を組んだが米メディアは全く取り上げなかった。

DRASTICは数日のうちに、墨江ハニ族自治県にある鉱山の位置を突き止めたが、主要メディアがそのツイートに注目し、記者たちが我先に問題の坑口を目指し始めたのは、2020年も終わりに近づいてからだ。



 

見出し写真 Thomas Peter-REUTERS


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