まさおレポート

転職のはざま ヨーロッパ旅行その7

2009/02/02 初稿

2015/09/09 追加

ベルリンの壁崩壊から25年たつのだという感慨。東ベルリンへ入り、ベルリンの壁を撮る。このころはまだホーネッカーがいて、膵臓炎で入院中のころではないか。この後ハンガリーからウィーン経由での亡命が実現し急激に崩壊が促進されることになる。ゴルバチョフがペレストロイカを推進し、崩壊を助けるがイギリスのサッチャーは壁崩壊に反対するという判断ミスをおかす。

南北朝鮮の近未来に思いをはせると統一には北と中国との移動が自由化されさらに中国の民主化がカギとなる。

1990年8月xx日

ベルリンの壁が実質的に崩壊する歴史的一瞬の現場に遭遇する。壁のコンクリートを削って記念に持ち帰る人々。屋台風の店で破片をビニール袋に入れて売っていたので一つ購入する。壁の向こうには高層ビルが見える。

写真の左上に注目。円盤型のUFOが写りこんでいる。木の葉にしては大きすぎる。レンズについたごみにしては一点だけというのが不自然。拡大すると下図の映像になる。

1990年8月12日

ミュンヘンからウィーンへ向かうつもりが列車を間違えてビラクの町へ。途中の景色がすばらしい。はじめてアルプスの山並みを見る。白い山肌を雲と見間違う。それほど岩肌が白い。森と岩が遠景にはまだらに見える。川沿いに列車がはしり最高の気分に浸る。夜8時頃にビラクの町に到着する。思ったより大きな町だ。

町にはドラウ川が流れてその川沿いに居酒屋風レストランがある。そこでビールとブランディーさらにワイン2杯飲む。台湾からの女性観光客数名と同じテーブルになり言葉はわからないが漢字はお互いわかるので筆談で盛り上がる。この内の一人は娘が明治大学の学生だそうだ。「台湾にいらっしゃい」と。

8月13日
ビラクからウィーンへ向かう。その前に時間が有ったので昨夜のレストランに行き店員かマスターか不明だが美女の写真を撮らせてもらう。


ビラクからウィーンヘむかう列車からバカンス村が見える。小さなダムのように川の水をためてボートやヨットで休日を楽しんでいる。ニースのように人が多すぎると言うことはない。のんびりと休日を楽しむには最適のスポットだろうと思う。割合平凡な風景を経てウィーンヘ到着する。底の深そうな街だが標識があまりないせいかマップがわかりにくい。セントステファン教会に感銘を覚える。広場ではミュンヘン以上の賑わいを見せていた。日本人絵描きのアルバイトが多い。ウィーンでは適当な値段の宿が見つからず、泊まらずにそのまま夜行列車でベネチュアに行くことにする。

8月14日
朝ベネチュアに到着する。ウィーンからの夜行列車は最悪だ。列車はものすごい混みようで座れるどころではない。通り道でさえ一杯のありさまでなんとか居場所を確保する。夜寝ていると車掌が足で蹴って起こす。まったく横柄な態度でパスポートチェックだという。

日本人の旅行者Hさん、それに防衛大学生のI君と一緒になる。Hさんは大阪のF会館に勤務だというなかなかの好青年で29歳だという。I君は爽やかな22歳。Hさんが
節約のためにベニスで同宿しないかという。適当なホテルにチェックインする。シャワー付きでまずまずの感じ。イタリアのマンマ風の老婦人が経営している。背が高くなく、しかし骨格は頑丈そう。そのまま観光に出かけるが昨夜は列車で寝ていないため、眠くてぐったりと疲れる。宿で昼寝をする。


夜はHさんと「今日はまともなものを食おう」と張り切って出かける。街で列車で一緒だったI君と又再会する。イタリアレストランでビール2杯、ワイン2本を三人で平らげる。料理はまずまず。I君は部屋のシャワーを使ってそのまま夜行でローマに向かう。

ベニスの裏道路ならぬ裏運河

8月15日
ベネチアから再びミュンヘンに向かう。マリエン広場をぶらぶら歩く。2回目だが相変わらず大道芸が楽しい。ギター・太鼓・シンバルでサイモン&ガーファンクルを歌っている。ドラムとシンバルが入ると賑やかさが増す。この人たちはハンサムな青年で人気があり、2重、3重に人だかりがしている。途中でイタリア人の女性二人がダンスの飛び入り。

インド系の青年が聞いたこともない旋律を演奏している。ギターを小型にしたような楽器と日本のそう風の楽器を演奏している。エスニックで面白かったが人気は無い。

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