(写真はオランウータンです。)
チンパンジーとボノボはいずれも知能が高くアフリカの森林に住むが住むエリアが川をはさんで異なる。ボノボはセックスを有効の手段に使い平和的だがチンパンジーは闘争性が高いそして頻繁にチンパンジーなどを肉食もする。
Netflixのプログラムをみるとチンパンジーは思っていたよりも闘争性が激しく人間の目からみると非常に残忍に映る行為を行う。森の他のチンパンジー集団を襲い狩ってその肉を喰う。とくに幼児を好んで喰うシーンは衝撃的だ。
ライオンの雄は他の雄の子を殺し喰う、メスのカマキリがオスを食べたり、ネズミが自分の子供を食べたり、共食いをする。しかしチンパンジーは我々人類に近いだけに肉を喰うために襲うシーンは高精細の映像でこうしたシーンを見るのははじめての体験だけに衝撃的だ。
オランウータンは野生では滅多に肉食することはなく森に戻された雌がテナガザルを食べたという1例が報告されているのみだ。ゴリラはアリは食べるが他の哺乳類を殺して食べたという証拠は見つかっていないという。ボノボはムササビや有蹄類の赤ん坊と小型の哺乳類に限られ頻度はチンパンジーと比べてたいへん低い。
この論法でいけばチンパンジーに最も近くより知能の高い人間が大型霊長類では最も残酷な肉食動物ということになる。カニバリズムの民は今でも存在する。「カラマゾフの兄弟」のイワンが飛びつきそうな話題だ。