2017/03/31 追記
インドネシアのスラウェシ島で山に出かけた大人の男性が大蛇にのまれていたとの報道が先日あった。バリ滞在中も人がのみ込まれるほどの大蛇、数メートルはあるというパイソンが生息しているとの話も聞いた。また身近な例ではトイレの水槽にコブラが潜んでいたとの事件もあった。やはりあの広大なジャングルの奥深くはまだまだ秘境なのだ。
2011-01-19
全長1メートルを超すオオトカゲをバリ人はビアワと呼んでいるが、もうこのトカゲ君にはしょっちゅうお目にかかるので慣れっこになっている。ときどき2匹が追いかけっこをして、追われたほうがあわてて我がバンガローに侵入しかかる時がある。そんなときは家族全員がパニックになって悲鳴が上がる。向こうも驚くらしい、あわてて足を大理石に滑らせながら逃げていく。こいつが毒を持っているという人もいるので要注意のしろものだ。ビラの古老によると昔スタッフがビアワに噛まれて死んだとか。又聞きだから信ぴょう性は少し落ちるが、この話を本当らしいと思わせる風貌をビアワ君は持っている。
ウブドの渓谷には数メートルのパイソンが棲息していると目撃者から聞いた。スミニャックでもビラのスタッフから数年前には直径10センチのパイソンを野原で見かけたという。複数の目撃者から聞いたことになり、これは信ぴょう性が高そうだ。
滞在中のビラでたまたまこんな話で盛り上がると、「タランチュラ」が、とあるバリのリゾートホテルの部屋の蚊帳にとまっていたという話も聞いた。もうこうなったら次から次へと話題が出てくる。なんだか病気の自慢合戦みたいなのりになってきて愉快だ。
バリにコブラが棲息しているという話もそんな話の中から出てきた。インドのコブラほどヘッドは張っていないが、それでも鎌首を持ち上げて迫ってくる姿や猛毒には変わりはないらしい。こんなのが草むらに隠れているとしたらおちおち草むらはあるけない。とくにこちらでは簡単なサンダルくらいしか履いていないので全くの無防備状態だから。それで怖がっているとさらに緑色の蛇がいて、こいつはバリのコブラに負けないくらいか、あるいはもっと猛毒をもつとか。そうそう、この蛇は「サムライ バリに殉ず」の文中で記憶がある。やれやれ木の枝の近くや草むらには毒蛇にご用心ということになる。
なんといっても1947年まではバリ虎が棲息していた土地柄である。確かめたい方は上野動物園に行かれると、虎の仲間では小ぶりなバリ虎の剥製が陳列されている。サヌールやデンパサール、クタなどにいるとバリは熱帯の密林に覆われているのだということをつい忘れてしまう。
ビアワも花と遊ぶのか
ビアワが三階の部屋に