ちょっと意外なニュース バリの魚自給率はなんと0.3%だという。魚と塩はほとんどがスラウェシ、カリマンタン、ジャワから来るという。バリ当局はバリ漁業にもっと金と技術支援を行うべきだと、バリの漁業組合が要求している。
バリに滞在していて、魚は結構安く手に入る。大抵ジンバランの魚市場で買ってきてもらうのだが、バリの地元でとれたのとばかりに思いこんでいた。実は他の島から来ていたとは。バリの漁船は小型で両側に竹を結びつけ、ヤマハなどのエンジンを積んでいるが風のあるときは帆を張って走る。船の両側に竹を浮かせるのは沖縄でも見かけるもので、バリ伝統の昔ながらのものだ。10年前のチャンディダサでの経験だが魚探など装備していないのが多かった。日本の港で見かけるような船より遙かに規模が小さく、夫婦か、旦那一人が乗り込んで魚を釣っていた。これでは漁獲量は上がらないだろう。金がないので装備が出来ない、従って漁獲量が上がらないという悪循環に陥っているのだろう。又、保冷装置を備えているものが少ないので、魚の品質劣化をおそれてごく近海でしか漁ができないことも理由にあるのだろうか。
http://www.thejakartapost.com/news/2010/01/27/more-fish-needed-bali.html