里山アートをめぐる旅へ・・・
大地の芸術祭、「越後妻有アートトリエンナーレ2015」
大地の芸術祭を楽しむために与えられた時間は限られています・・・。
わずか一日で全てのエリアを回ることはできません。
一つのアート作品に見入ってしまい、時が経つのを忘れてしまうけれど、急がないといけなかったんだ、愛。
愛の日記にお越しいただき、ありがとうございます。
「キナーレ・十日町市街」を後にして、公式ガイドブックの表紙になっている作品がある「農舞台・松代中央エリア」に向かいました。
真剣にパパの話を聞く、愛ちゃん。
「花咲ける妻有」
有名な草間彌生のアート作品です。
このエリアは、まつだい雪国農耕センター「農舞台」があり、約50の作品が点在する里山フィールドミュージアム。
とても人気があるエリアで多くの人でした。
里山のキャンバスに描かれた、棚田。この作品が一番、見たかった作品です。
イリア&エミリア・カバコフ 「棚田」
「農舞台」の建物に入り、ドアの向こうに・・・。
4月の田植えから10月の刈り取りまで・・・。詩が空中に・・・見えますか。
この時期の詩です
「人影は見えないほどに高く成長した稲穂。
九月 鎌をふるい、収穫を取り込むときだ。
田から 重い束をやっとのことで 運び去る。
十月までにはすっかり乾燥させ、脱穀するためだ。」
その風景に鳥肌が立ちました。
一行一行、噛み締めるように読みました。
もう日が暮れてしまう・・・。
そして、雨がポツポツを顔を打ち始めたんだ、愛。
「農舞台・松代中央エリア」を後にして、最後になるであろう「清津倉庫美術館・中里エリア」に向かいました。
途中、田んぼの中に、アート作品である案山子(かかし)もたくさんありました。
清津倉庫美術館。
6年前に廃校になった清津峽小学校。体育館が大幅にリニューアルされ、作品の保管庫とギャラリーを兼ね備えた倉庫美術館になりました。
清津倉庫美術館を出ると、越後の空は薄暗くなり、夜を迎えようとしていました。
大地の芸術祭、「越後妻有アートトリエンナーレ2015」で過ごした時間は7時間くらいだったでしょうか。
時間の感覚も忘れてしまうほど、素晴らしい作品を観賞出来ました。
私もですが関東で暮らす人は、山や海の位置、川の流れで方向感覚を保っているのではないでしょうか。
そして、東京を起点に方向を確認する。
日本海に流れる信濃川が、関東の川の流れとは逆なので、私は方向感覚を失っていました。
時間も忘れ、そして方向感覚を失い、全ての神経、五感を作品に集中させました。
素敵なアートであふれ、夢のような本当に楽しい時間でした。
関越自動車道「塩沢石打インター」近くにある、道の駅「南魚沼」でお土産を買いました。
日が暮れた越後は肌寒く、ソフトクリームはもう買うことはできませんでした。
越後は秋、冬を迎える準備を始めていました。
関越トンネルを越えて、群馬に戻り赤城高原SAで、豚丼を食べました。
やはり故郷の味がしたよ、愛。
愛、大地の芸術祭、「越後妻有アートトリエンナーレ2015」での時間は幸せだったよ。
3年後は一緒に行こうね。
愛は真剣にパパの話を聞いてくれました。
思ったより、写真は撮れませんでした。
写真を撮っている時間がもったいない・・・。
それほど楽しい、大地の芸術祭、「越後妻有アートトリエンナーレ2015」でしたよ、愛。
最終回までお付き合いいただき、ありがとうございました。
一緒に「越後妻有アートトリエンナーレ2015」を楽しんだ気分になって頂けたら幸いです。
パパの「里山アートをめぐる旅」はこれでおしまいです。
ご覧いただき、ありがとうございました。
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歴史と文化と花のまち 「愛ちゃんスマイル♪」が咲くまち 足利です
選ばれえて住み継がれるまち 新潟県十日町市です
強くてどこよりもやさしいまち 新潟県中魚沼郡 津南町です
越後の美しい里山の棚田風景、田園風景は・・・冬の厳しい寒さと豪雪に耐えた越後で暮らす人たちへの神様のご褒美。
そして何より地域の農家、住民の努力の結晶です。
そんなことを思いながら・・・故郷・足利と愛に迎えられ帰宅しました。