まさるの一口馬主日記

「一口馬主」の視点から競馬を語ります。競馬以外では男声合唱、野球観戦、ヘラブナ釣り、旅行等で余暇を楽しんでいます。

天才の苦悩

2009年05月18日 00時08分56秒 | 今日の日記
武豊騎手のウオッカの強さには震えるようなものがありましたね。
ようやくと言うか本来の武豊騎手の手綱捌きが出てきました。
スマートギアで大外を豪快に差し切り、ウオッカでは好位置につけての早め抜け出し。
この自由自在な騎乗こそが武豊騎手の真骨頂です。


武豊騎手は最近人間臭くなってきました。
私が感じたのはディープインパクトのジャパンカップから。
負けてはいけないというプレッシャーが彼を変えました。

昨日のインタビューでも内面の苦しみを吐露しましたね。
彼でもかなり悩んでいたのです。
彼はレースのプレッシャーは感じないし、レース前に眠れない事はないと以前の著書で語っています。

いや、違うのです。
武豊と言えども人間だったのです。
彼は努めてそのキャラクターを作ってきましたが、他の騎手のレベルアップや岩田・安勝・内田などの参入で昔のようには勝てなくなり、それは次第に武豊を狂わせ、エージェント制の影響から良い馬も回らなくなり、最近ではなりふり構っていられない位に危機感を持って騎乗をしているのです。


彼が高いところに長年居続けたその心労たるや我々ではわかりかねます。
まだまだ頑張ってもらわなくてはなりません。
このウオッカの圧勝でまた不死鳥のごとく中央競馬の圧倒的な存在として蘇ってくれると信じています。

私は人間武豊をこれからも応援し続けます。
武豊こそがベストオブベストなのです。