マサの雑記帳

海、山、庭、音楽、物語、歴史、温泉、経営、たまに税について。

子猿のマシュマロ焼

2015-12-30 23:54:36 | 日記
 今年の餅つきは子供の同級生や近所の子が来た。
火おこし、蒸かす、こねる、搗く、丸める、のす、のうち「搗いて、丸める」部分を
体験する子供向け行事はそれなりにある。
 とはいえ子供は子供なりに工程の一部にしか関与できないことに
不満があったようだ。今回参集した彼らが一様に「こねる」工程に
執心したのは意外だったが、もち米の粘りを感じるのが
新鮮だったのかもしれない。

 稲を植え、夏が過ぎ、秋に刈り取り、稲わらでしめ縄や飾りを作り、
米で餠を作り、それを見えないものの宿る鏡に見立て、供える。
ありふれた四季の連なりの最後と最初が旨い餠。

 そこには思想は無いし、自然に対する素朴な感謝と生存の喜びがある
そう思える。

 砂漠の苛烈さの中でなく
水の豊かな国に生まれてよかったと思う。

 いま、ここに、ある、不可思議さ。
有難き仕合わせ
楽しい一年でありました。



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