中小企業診断士・人気プロ研修講師・コンサルタント・人気プロコン塾売れプロ塾長あお先生こと青木公司の元気が出るブログ

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いい物を作るだけでは売れない。

2008-02-07 12:40:58 | マーケティング戦略に役立つ情報
こんにちは。中小企業診断士の青木公司です。

今日は、久しぶりに晴天ですね。

最近、知り合いの製造業の社長から、お話をされました。

「最近、インターネットだ、顧客開拓だ、マーケティングだと色々言われるが、いいものを作っていれば、必ず客はつくものだ。」と

社長は、水準以上の品質のもの、他の業者より安い価格、納期もお客さんのいう納期にはかなり合わせるといっています。

青木「それでは売上は非常に好調なのですね。」

社長「そんなわけないじゃないか。やっぱり、中小企業には景気が悪いから厳しいんだよ。」

うーーーーーん。

いいものを作れば売れるのでしょうか。本当にそうでしょうか。

最近こんな話を聞きました。

ビンセント・バン・ゴッホという絵描きがいました。

彼は非常に頑固で、周りからは変わり者扱いをされていました。
その当時の絵の流行も理解しつつ、自分の独自の絵を書いていました。
自分の絵にも自信があった。
三十代後半に自殺するまで、売れた絵はたった2枚。
しかも二束三文の値段でです。

ピカソという絵描きがいました。

子供の頃から、社交的な彼は、子供の頃から天才的な絵描きとして有名です。
若い頃はしっかり基礎を作り、その後は独自な絵で最先端を切り開きます。
彼の周りには、いつも人は絶えず、80歳以降まで、多くの若い女性をとりこにしつづけ、そして精力的に絵を書きつづけました。

40歳の頃、彼は、レストランで絵を書いてといわれ、ナプキンに30秒で書いた絵に100万円の値をつけ、「30秒で書いた絵が100万円するのか」といわれ、こう答えます。

「いいえ。40年と30秒かかっています。」

彼は毎週末、自宅に大勢の大富豪と美しい女性たちを集め、そこで、自分の絵を豪華に飾り、豪快に超高値で売り切っていたそうです。

ゴッホよりピカソの絵はそんなにいい絵だったのでしょうか。

いい物だからだけで、ピカソの絵はこれほどまでに高値ですぐに飛ぶように売れたのでしょうか。

いいえ。売る力+買ってもらう力。そうマーケティングの差なのです。



コメント
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