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企業研修・診断士講座の超人気講師、コンサルの中小企業診断士青木公司が使える経営と診断士試験ノウハウについて熱く語ります。

スティーブ・ジョブズに学ぶ1 理念を持つ

2008-05-06 08:10:15 | 成長戦略、事業戦略に役立つ情報
おはようございます。中小企業診断士の青木公司です。

本日2つ目のブログは、人生の座標軸となる理念を持つについて。スティーブ・ジョブズに学ぶシリーズ第1回の話をします。

これは、青木が慶応大学大学院のある著名な教授に短期ビジネススクールの中で聞いた話です。

その教授は1970年代スタンフォード大学のMBAのコースに通っていたそうです。世界屈指のMBA講座を持つスタンフォード大学には、世界各国の一流企業のエリート、経営者一族の御曹司などが集まっていたそうです。年齢も20代後半から40歳前後のビジネス経験も豊富な彼らは誇りと実力を兼ね備えているいました。

そんな時、面白い男がいるということで、そのスタンフォード大学のMBA講座に若い男を呼びました。それがアップルコンピュータの創業者にして、現CEOスティーブ・ジョブズでした。

長髪にぼろぼろのジーパン、せったのようなサンダルをはいて現れた20歳代前半の男。
それがスティーブ・ジョブズでした。世界から集まったエリート、「何だこの男は」と見下すムードが現れたそうです。

しかし、この風貌のまだ自宅のガレージで友人と二人でコンピュータを組み立て始めたばかりのこの男が話始めると空気が一変します。

「今後、コンピュータがすべての生活、人間社会のすべてを一変させる。」

「その際、コンピュータのハードではなく、ソフトが勝負を握り、ソフトの質がすべてを決めていく時代が必ず来る(当時はハード全盛の時代です)」

「個々ではなく、ネットワークが鍵を握るようになる」

「人間の欲が悪いという人もいるが、自分はそうは思わない。人々のすべての欲求を満たしてあげたい。そして、もっとこうしたいという欲求を、ソフトを中心としたコンピュータの力で実現させたい。」

「究極には頭で人間が考えたことすべてをコンピュータが実現させる時代が来る。自分がそれを達成する」

この若き男の卓越した思想に、全員が引き込まれたそうです。

そして、今。

若きスティーブ・ジョブズの理念は実現に向かっています。

そして、その理念があったからこそ、説明書を見なくても操作できるというi-Pod、i-Macの操作性も実現しているのでしょう。

すべての行動の方向性と勢いともつ理念。しっかりと持つべきです。

経営者のその理念が、実現に向けた行動を引き出すのです。
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予告:スティーブ・ジョブズから学ぶシリーズ

2008-05-06 08:07:30 | 成長戦略、事業戦略に役立つ情報
おはようございます。中小企業診断士の青木公司です。

本日はゴールデンウイーク最後の日。充実したゴールデンウイークを過ごせましたか。

さて、今週はあのアップルコンピュータ創始者にして、現在のCEOのスティーブ・ジョブズについてシリーズでお話をします。

シリコンバレーの成功者の中でも最強のカリスマの一人の彼ですが、元々は貧しい家の出身です。そして、大学も卒業しておらず、そして中小企業の創業からスタートしています。

なぜ、彼が成功したのか。何を学べるのか。一緒に考えましょう。

1954年生まれの彼は、大学を中退して自宅のガレージでパソコンを作りまじめます。

数年後アップル社を創業。数年で株式公開し、20億ドルという巨額の資金を手に入れます。

同時に、あの伝説の洗練されたコンピュータ「マッキントッシュ」を開発するも、自らがペプシコーラ社から引き抜いたジョン・スカリーら他の経営陣に疎まれ、会長職を除くすべての職務と権限を失い、結果、辞任と持っていたアップル社株すべての売却に追い込まれます。

しかし、彼はくじけなかった。ピクサーズ(その後、トーイストーリーズなどを生み出す世界最大のアニメーション会社に成長。その後、ディズニー社に買収され、結果、スティーブ・ジョブズはディズニーの個人筆頭株主)や自らの思想を体現するコンピュータ会社NEXT社を設立(NEXT社ではi-podに使われる機関技術の多くを開発)。またしても成功を収めます。

一方、創業者の天才、スティーブ・ジョブズを失ったアップル社はIBMやマイクロソフト社との競争に敗れ、赤字に転落して、創業者スティーブ・ジョブズに再び経営陣のトップになることを依頼します。

スティーブ・ジョブズが取った戦略は、アップルのコンピュータそのものではなく、全く新しい事業分野。音楽を聴くツールi-Podを開発販売することでした。

ハードのi-Pod、ソフトのi-Tuneを組み合わせたこの製品はあっという間に世界の携帯音楽プレーヤー界を席巻。

同時に、美しい外観とデザイン性と操作性を兼ね備えたi-Macもシナジー効果で売れ始め、アップル社は最高業績を上げるように回復しました。

その天才から学びましょう。お楽しみに。
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