きょうは、久しぶりに競馬のお話し、また一つ、偉大な記録を打ち立てた"武豊"にからめたものです。
“武豊“登場前の光景
競馬場には、『おけら街道』があります。おけらとは、ギャンブルですってんてんにになってしまったことをいいます。
半世紀ほど前、府中競馬場の一杯飲み屋のバイトをしていました。屋号は“みやこ“でした。府中のおけら街道は、東京競馬場から南武線府中本町駅まで徒歩7.8分の距離です。
焼き鳥の準備をしながら、通りを眺めています。店前を通っていく人たちの光景は鮮やかに甦ります。
行きは、競馬新聞片手に、赤ペンは右耳にはさみ、“勝ってくるぞ“と勇ましく、足早に門をくぐっていきます。
最終レース終了後、馬券を外した人たちは、いっせいに門から出てきます。通ったあとは、🐴🎫が道路を覆います。穴の毛“まで抜かれ、下を向いて、ぶつぶつつぶやきながら歩いていきます。すってんてんになってしまったのでしょう。
『ああいう人にはなりたくないなぁ』
焼き鳥を調理しながら、一人つぶやきました。春競馬も終わり、バイトも終了、秋競馬が始まり、再度バイト、“赤ペンお兄さん“になっていました。現在まで継続しています?
武豊登場
武豊デビュー以来、競馬場の殺伐とした雰囲気はうすくなりました。坊主頭でまだあどけない若者に、百戦錬磨のベテランが負けるわけがないと🐴🎫を組み立てますが、予想通りの結果にはなりません。
『お主やるな』
勝ってもおごることなく、そつなく、インタビューを受ける姿に、競馬界にさわやかな風が吹いたのを感じたものでした。
WASJシリーズ優勝インタビューを聴きながら、若い頃の武豊を思い出していました。
武豊偉業達成
日本競馬のレージェントがWASJシリーズで、30年ぶり、53歳で優勝を果たしました。今年の日本ダ-ビ-も制覇、その勝利で今回出場資格をとることができたそうです。チャンスを逃さずにものにするのは、さすがに豊様です。頭が下がります。この先も、競馬の記録を更新つづけることでしょう。
【WASJ】武豊、30年ぶり頂点に!!「凄くうれしい」53歳史上最年長、1着→3着→競走除外→2着で(スポニチアネックス) https://news.yahoo.co.jp/articles/e42bb28894da352682e3b15b9c696ae40ad94cb1
ニューヒロイン誕生
藤田菜七子、永島まなみ
古川奈穂、今村聖奈、女性騎手の活躍も目立ちます。
CBC賞で逃げ切り、8月26日の小倉2レースの追い込み、自在に馬を操り勝利に導く今村騎手の手綱捌きはたいしたものです。
女性騎手の活躍により、競馬が華やかになり、これからまだまだ、盛り上がること間違いないでしょう。
「女性騎手 一覧」の検索結果 - Yahoo!検索 https://search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&fr=yjapp3_and_pacific&fr2=cid_cid_e42bb28894da352682e3b15b9c696ae40ad94cb1&p=%E5%A5%B3%E6%80%A7%E9%A8%8E%E6%89%8B%20%E4%B8%80%E8%A6%A7&iau=1&aq=1&ai=38a2f455-7eca-4747-9675-bdab40bb3918&ts=17352
週末がくれば、また、馬券買うことになります。
『あんたもすきねぇ ちょっとだけよ』
〆の言葉
重いものをみんなすてると
風のように歩けそうです。
高村光太郎『人生』