はじめのことば
民主主義は最悪の政治形態である。これまでに試みられてきた民主主義以外のあらゆる政治形態を除けば ウィンストン・チャーチル
崩壊してしまった民主主義
民主主義とは
人民が権力を所有し行使する政治形態。古代ギリシャに始まり、17.18世紀の市民革命を経て成立した近代国家の主要な政治原理および政治形態となった。近代民主主義においては、国民主義・基本的人権・法の支配・権力の分立などが重要とされる。現代では政治形態だけでなく、広く一般に、人間の自由と平等を尊重する立場をいう。デモクラシー。
デジタル大辞典小学舘より
むずかしい定義は辞書にまかせます。一言で言えば、日本は間接民主制です。
「国民が投票により、国の代表、議員を選出、議会において国の政策を決定する」
日本の現状はいかがでしょうか?
①議会においては、国民の気持ちを汲んで、実現するには、どのような政策をおこなったらいいのか議論するのが、国民から選ばれた代表者の義務であり、責任です。自己保身しかありません。
②国民の権利『参政権』は行使されていません。先の参院選挙の投票率は50%チョイ超でした。国民の約半分は政治への関心がありませんでした。
日本の民主主義は崩壊、政策に国民の声が反映されず、選挙権の放棄、名ばかりの制度になりました。民主主義には、自由と平等の精神がありましたが、どのように利用していいのかわからないままに令和時代になりました。
現在の民主主義制度が崩れたあとの体制はどのようになるのでしょうか?日本列島が閉塞感に覆われています。
そんな状況下、議員と旧統一教会のドロドロした関係が次々と明らかになってきました。そろそろ、食傷気味になってきました。いい加減にケジメをつけていただきたいものです。
言い訳にしか聞こえない発言、言う度に内容が変わり、しまいには自分が何をいっているのかわからなくなった姿がマスメディアで流されます。
あそこまで、醜態をさらしてまでも、議員の椅子にしがみつきたいのでしょう。"厚顔無恥"またお馴染みの四文字熟語がでてしまいました。
国民の怒りが収まり、忘れるのを待っているのでしょう。
生稲晃子参院議員当選のカラクリが明らかになってしまいました。安倍元首相の置き土産です。
安倍政権が選挙に強かったのは、旧統一教会の信者さんの力添えがあればこそだったのです。当落線上にいる候補者への投票により、当選、"アベチルドレン"の一員となります。安倍さんには一生頭が上がりません。
汗水たらして街頭演説する
地道な選挙活動より、票田の宗教団体へ"神様お願い"と手を合わせれば当選してしまう、これこそ民主主義の崩壊を物語っています。
『民主主義』という甘い誘惑のもと、戦後77年になりますが、完全に形骸化してしまいました。GHQに押し付けられた制度かもしれませんが夢と希望を持って戦後復興、高度成長、そして失われた平成と世の中は動いてきましたが、いよいよ、袋小路に迷い込んでしたいました。
新しい体制づくりをし、沈みそうな泥船から脱出することを考える時代がきました。
きょうは、
生稲参院議員、萩生田政調会長、加藤勝信厚労相の記事です。三者とも安倍首相の大きな影響を受けた人たちです。
厚労相、旧統一教会との関係釈明
朝日新聞夕刊NEXSダイジェスト
2022.8.19
衆院厚生労働委員会の閉会中審査が19日に開かれ、加藤勝信厚労相が、「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」の友好団体に懇親会費を支払った際の認識を問われ、「(自身の事務所が)どこまで旧統一教会との関係を意識していたのかは必ずしも定かではない」と釈明した。立憲民主党の長妻昭氏の質問に答えた。
加藤氏はこれまでに、代表を努める自民党支部が2014年と16年、教団の友好団体「世界平和島女性連合」に「会費」として計3万円を支出したことなどを明らかにしている。
この日の質疑でも、加藤氏は地元の支援者の求に応じて秘書が会費を持参したなどと説明し、「今後はこうした対応を行っていかない」と強調した。
〆のことば
国家興亡の不変の原理
一国は一人を以て興り、一人を以て亡ぶ 蘇老泉
「どういう人がいるかで国は興りもすれば亡びもする」