ラジカセの記事に刺激を受け、日記帳の18枚目をめくり当時を思い出しています。
青春の友ラジカセ
ラジカセとの出会い
ラジカセとの出会いは、半世紀前です。電気屋のショーウィンドウに飾ってありました。すぐに買いたいのですが、先立つものがありません。お金を工面するにはどうしたらいいものか思案していました。
初めてのアルバイト
大学受験すべて失敗、浪人生活せざるを得ない境遇となりました。予備校に通うまでに1か月あり、ボケッとしていてもしかたがありません。道路工事の監督をしていた従兄弟がいたので、住み込みでお世話になることにしました。
アスファルトの熱いこと
アルバイトの一番の熱い思い出は、アスファルトを道路に敷き詰めるときでした。頭上は太陽、足下はアスファルトの熱、灼熱地獄でした。大きな汗をかき、ラジカセ購入するまでは忍の一字と決め手いましたのでがんばることができました。
熱い思いして買ったラジカセ
バイト代が入ったので、さっそく、お目当てのソニーのラジカセ、それとカセットテーブを購入しました。もちろんテ-プはもちろんノーマルです。テープに四種類もあるなんて、たった今、知りました。
グレードで分けられる「4種類」のカセットテープとは – ニッポン放送 NEWS ONLINE https://news.1242.com/article/297415
唯一の楽しみ深夜放送
浪人時代は、予備校と自宅の往復、寄り道せず、必死になって勉強していました。そんな味気ない日々の生活、唯一の楽しみが、バイト代で購入したラジカセでした。
青春の時間は午前零時から
“オ-ルナイトニッポン“
“セイ・ヤング“
“バックインミュージック“
それと
“ジェットストリーム“
これらの番組を好みに応じて時間と局合わせをしました。
ラジカセと共に登場してきたのが、“NHKFM“と“FM東京“、音がAMと違い、クリアーで、聴きやすく、音楽を録音するには最適であると感じました。専門誌も販売され購入、興味ある番組欄に赤ペンで印、録音テープの数を増やしていきました。
ながら族
ラジカセ聴きながら、勉強、仕事、睡眠する人たちのことを称して“ながら族“と呼ばれました。自分もその一人でした。
ながら族の生活をしながら、無事合格、二浪免れることができました。浪人時代の暮らしにゆとりと楽しみをプレゼントしてくれた“ラジカセ“のおかげかもしれません。
ラジカセも進化、次は“ダブルラジカセ“の登場です。この話しは次回で“・・・・
中古カセットプレーヤー、郷愁求め価格5倍も:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC255510V20C22A7000000/
〆の言葉
魂のこもった青春は、そうたやすく滅んでしまうものではない ハンス・カロッサ
〆の音楽