企業内部留保額が、毎年増えています。その10%でも市場に流していただければ、景気回復の起爆剤になります。
アベノミクスの財政出動がうまくいっていたら、あまったお金が頭上に落ちてきて、庶民の暮らしも少しは潤ったことでしょう。待てども果実は落ちてきませんでした。
財政出動でタブついたお金は企業の利益として金庫行きになりました。コロナ禍でも、企業努力で利益を積み上げたのは立派です。しかし、ためるだけではお金の価値が半減します。支出してこそ、お金が生きます。
企業内部留保をうまく循環させれば景気も少しはよくなります。
例えば、従業員の給料を含めた福利厚生を厚く、派遣から正社員への待遇の改善等に充当するのも一方法です。
給料が上がれば、今まで我慢して買えなかったものも手にいれるこてができます。暮らしに潤いがでます。
購買意欲が上がれば、景気がよくなり、モノが売れれば、店舗も、企業も儲かります。三方よし、😃になります。
デフレ脱却、経済成長率2%を目標に、安倍元首相と黒田日銀総裁がアベノミクスを推進しました。市場に流れたたくさんのお金は、あふれて庶民に還元される、
『実った果実は重くなっておちてくる』
淡い期待を抱くことができました。
『絵に描いた餅』
でしたが・・・」
岸田政権は、国民に政策を語ろうとしません。多分できないのでしょう。
スタグフレーションが待ち受けています。舵取りを間違えると、『日本丸』沈没してしまいます。その可能性が出てきました。
きょうの記事は
『企業の内部留保』
凄い金額ですね。
企業内部留保
初の500兆円超え
財務相が1日公表した2021年度の法人企業統計で、きぎょうにたまった利益を示す内部留保は、全産業(金融・保険業をのぞく)で前年度より6・6%多い516兆4750億円となった。10年連続で過去最高を更新し、初めて500兆円を超えた。
業種別では、製造業が10・9%増の186兆1465億円、非製造業が4・4%増の330兆3285億円だった。企業の規模別では、資本金10億円以上では5・9%増の256兆4249億円だったのに対し、1千万円未満では3・6%減の17兆3768億円だった。
コロナ禍からの反動による需要増や円安が進んだことで、21年度の全産業(同)の経常利益は、33・5%増の83兆9247億円で過去最高となった。
朝日新聞夕刊 NEWSダイジェスト
2022.9.1
〆のことば
「貧困は恥ではない」というのは、すべての人間が口にしながら、誰一人、心では納得していない諺である
オットー・フォン・コツェブ-