岸田内閣のこれから
長きに渡る安倍政権の数多くの負のレガシーも棺の中に詰められ、安倍氏と一緒に
『なかったもの』
として、処理されたような気がします。
岸田政権の新しい門出です。どのような舵取りをしていくのでしょうか?10月には国会があります。日本丸沈没だけは避ける方向へ切っていって欲しいものです。
安倍政権は、結果はともあれアベノミクスにマスク、一億総活躍社会、俯瞰外交、トクトルダウン等、アドバルーンだけは上げ続けました。"戦後レジウムからの脱却""瑞穂の国"など、淡い期待をいだかせてもくれました。
一方、岸田政権の政策は、はっきりと見えてきませんでした。しかし、きちんと、国民を締め付ける準備はしていました。
『来月から、75歳以上の所得がある人は、医療窓口で自己負担が1割から2割増しになります』
初めから進路を間違えているではないか? 『がっくし!』
国民イジメの政策を次々と閣議決定するぞ、一発目の"狼煙"をあげました。あとどれくらい打ち上げればすむのでしょうか?
『覚悟しなさいね』
メガネの奥の細い目が、"キラリ"といつも光っています。
『医療費上がるんだ』
『仕方がないなぁ』
物価も光熱費も上がるし、いつの間にか、税金は多めに徴収され、とどめは医療費の負担増し、収入は増えないので、生活費を切り詰める以外にありません。
マネーボイスの記事を紹介します。生活防衛ついて道標となる内容です。さすが、プロ、おみそれしました。
辛口の記事です。
反日カルトの機関紙か。
— 適菜収bot 新刊『日本をダメにした新B層の研究 』(ベストセラーズ) (@tekina_osamu) September 28, 2022
部数では日刊ゲンダイに負け、記事の信憑性では東スポに負けている。 pic.twitter.com/kLbQP7KRFL
2019年10月4日
安倍元首相所信表明
おわりに
「提案の進展を全米1200万人の有色の人々が注目している」
100年前、米国のアフロ・アメリカン紙は、パリ講話会議における日本の提案についてこう記しました。
1千万人もの戦死者を出した悲惨な戦争を経て、どういう世界を創っていくのか。新しい時代に向けた理想、未来を見据えた新しい原則として、日本は「人間平等」を掲げました。
世界中に欧米の植民地が広がっていた当時、日本の提案は、各国の強い反対にさらされました。しかし、決して怯むことはなかった。
各国の代表団を前に、日本全権代表牧野伸顕は、毅然としてこう述べました。
「困難な現状にあることは認識しているが、決して乗り越えられないものではない」
日本が掲げた大いなる理想は、世紀を越えて、今、国際人権規約をはじめ国際社会の原則となっています。
今を生きる私たちもまた、令和の新しい時代、その先を見据えながら、この国の目指す形、その理想をしっかりと掲げるべき時です。
現状に甘んずることなく、未来を見据えながら、教育、働き方、社会保障、我が国の社会全般を改革していく令和の時代の新しい国創りを、皆さん、共に進めていこうではありませんか。
その道しるべは憲法です。令和の時代に日本がどのような国を目指すのか。その理想を議論すべき場こそ、憲法審査会ではないでしょうか。私たち国会議員が200回に及ぶその歴史の上にしっかりと議論していく、皆さん国民への責任を果たそうではありませんか。
御清聴ありがとうございました。
完
〆の言葉
困難な現状にあることは認識しているが、決して乗り越えられないものではない
牧野伸顕